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フルシャの「わが祖国」に行く(7/26) [クラシック百物語]

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2017
東京都交響楽団

7月26日(水曜日) 19:00 開演
ミューザ川崎シンフォニーホール

ヤクブ・フルシャ 指揮

(曲目)
スメタナ:連作交響詩「我が祖国」(全曲)


1991年の11月2日に、
クーベリック指揮チェコフィルによる「わが祖国」を聴いた時、
この曲を日本のオケが指揮するのは無理とさえ思えた。

だが2006年7月に、
ビェロフラーヴェク指揮日本フィルによる同曲を聴いた時、
日本のオケでもここまで素晴らしい演奏ができると驚いた。

だがこの日の「わが祖国」は、
そういう日本のオケ云々という次元の演奏ではなかった。


かつて音楽評論家の東条碩夫さんは、
プラハフィルを指揮してフルシャが日本で「わが祖国」を指揮した時、
相性は都響の方がいいのではという前提の後、

「ブラニーク」の全曲最後の頂点では柔軟なテンポの動きを欠き、一本調子で単調な終結となった。
 このあたり、フルシャもやはり未だ若いなと思わせるゆえんだが、しかし、都響との演奏だったら、おそらくもっとはるかにしなやかな表情が音楽に生まれるのでは、という気がしてならぬ。」

というコメントを2015年にされていた。


ようするに都響ならさらにできるということだった。

自分はフルシャは2012年のプラハフィルとの演奏しか聴いておらず、
このあたりはわからなかったが、
その東条さんの言葉は前半だけでもよく理解できた。


ハープを左右45度の位置に分けて配置というのはかなり驚いたが、
演奏はそういう意表を突いた編成とは無縁の、
じつに正攻法の真正面から音楽を捉えたものだった。

冒頭から悠揚にして重厚というのだろうか、
チェコフィルよりも肉厚の弦の響きがなかなかで、
都響の特色を前面に出した形の演奏だった。


細かい描写も蔑ろにせず、
じっくりと腰を据えて描いていくそれは、
師のビエロフラーヴェクや、
以前聴いたスロヴァークと読売日響とは違うものの、
そのあたりと並べても遜色のない、
じつに堂々としたものだった。

もちろんそれだけではなく
「モルダウ」での、
農夫たちの踊りの活き活きとした表情や、
「シャールカ」での終盤の、
いきをのむような追い込みなど、
素晴らしいの一語につきるものだった。


しかしほんとうに分厚い演奏で、
オケへの負荷もかなりのものがある。

こういう解釈や狙いだと、
編成の小ぶりなプラハフィルには荷が重すぎる。

かつてこの曲をズデニェク・コシュラーや、
小林研一郎と演奏経験のある、
都響でやって大正解といったところだろう。


余談だが1981年7月に、
コシュラーがこの曲を都響と演奏したその二日後に、
この日の指揮者フルシャが生まれている。


ここで20分の休憩。
正直あの「シャールカ」での追い込みを聴くと、
そのまま後半に突入してもいいような気がするけど、
とにかくここで一息となる。


後半の「ボヘミアの森と草原から」は、
それまでの肉厚の響きをいきなりそぎ落とした、
まるで水彩画のよう澄んだ響きが心地よい。

音のひとつひとつもまるで透かし彫りのようにクリアに響いてくる、
フルシャの非凡なオケのコントロールする力が見事。


そして「ターボル」。

おそらくこれを聴いて多くの人が驚嘆した事だろう。

信じられないくらいのテンションの高さと、
音の密度と集中力が凄い。

ティンパニーの強打も、
外に発散されるというより、
その鉄槌のような響きが、
音の塊の中に凝縮されるように響いていくようで、
管弦ともにこれ以上ないくらいの、
高密度とテンションの高さを兼ね備えと、
濃密かつ絶大な緊張感をもった音楽がそこに築かれて行った・


ただこの「ターボル」が凄すぎたせいか、
ここが全体のMAXとなってしまったように感じられ、
正直最後どうなるんだろうという、
期待よりも不安の方が先に立った。

そして最後の「ブラニーク」。

若干前の曲の濃密な響きの余韻があるせいか、
ちょっとふつうに始まったように感じられたけど、
それでもこの響きはかなり充実したものだった。

途中都響の木管群による水も滴るような詩的な響きが素晴らしいが、
そこから終盤に向かっての自然な高揚感がまた素晴らしい。

確かに最後の頂点に向かって一直線ではあるけど、
かつて一本調子といわれたような感じはなく、
決然とした意志の力でどんどん昇華されながら、
最後そのまま圧倒的な頂点へと到達、
そして見事なまでに輝かしく大きく締めくくった。

それはまさに天から音楽が行進してくるような、
それくらい壮観で圧倒的なものだった。

今年5月に亡くなられたフルシャの師、
ビエロフラーヴェクがこの演奏を聴いていたら、
さぞや喜んでいたことだろう。


これには都響の地力そのものも凄かったが、
フルシャの都響をこの曲に対して、
一瞬たりとも他人事のように演奏させなかった事が、
より強く印象に残った。


演奏終了直後、
指揮台上のフルシャがコンマスの矢部さんに
「どうだった?」
みたいな表情をしていたのが妙に微笑ましかった。


今回のサマーミューザ。

プログラムが発表になった時、
とにかく驚いたのが、
このフルシャと都響の「わが祖国」だった。

二日続きの都響の定期公演でやるならともかく、
一発勝負の、
しかも自分たちの公演以外で、
この真打ともいえる札をきってきたのには、
正直驚いたというか目を疑った。


もうやる前から名演好演になるのは分かっていたけど、
まさかそういうレベルとはまた違う、
文字通りの入魂の演奏になるとは思っていなかった。

確かにより完成度の高い演奏とか、
聴きやすい演奏はあるだろうけど、
ここまで日本のオケによって、
その神髄に真正面から切り込み迫って行く演奏になるとは、
正直予想していなかった。

もっと軽快というか爽快な、
胸のすく様な瑞々しい演奏になるかと思っていただけに、
本当に今回のこの演奏には衝撃を受けた。


ただ残念な事に、
フルシャと都響の関係は、
一端解消になるようだけど、
今度はまた違った形で、
また日本に戻って来てほしい。


こういう演奏ならどこのオケと来日しても、
みんな大歓迎だろう。

確かにかつて都響の公演のドタキャンもあったけど、
311で放射能報道でキャンセルが相次ぐ日本に、
その年の12月に、
ドヴォルザークの「スターバト・マーテル」を指揮するため、
わずか一公演にもかかわらず来日してくれたこと。

そして翌年の3月11日には、
プラハフィルとの演奏会の前に、
追悼曲としてドヴォルザークの「新世界」の第二楽章を、
プラハフィルのメンバーだけでなく、
都響の一部メンバーとともに演奏してくれたことを、
当時の多くのファンは忘れる事はないだろう。


12月の都響とのブラームスとマルティヌー。

そしてこれからのフルシャのさらなる飛躍を祈りたい。


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アレクサンドル・ガウクのインタビュー [クラシック百物語]

1958年4月。

ソ連指揮者界の大御所、
アレクサンドル・ガウク(1893-1963)が、
病気の弟子、ムラヴィンスキーに代わって、
レニングラード・フィルハーモニーの指揮者として来日した。

彼はその時、
招聘元だった朝日新聞のインタビューにいろいろと応えている。

それを以下に記しておきたい。



私の理想的な指揮者といえばアルトゥール・ニキシュである。

彼の私に与えた最初の印象はいつまでも残るであろう。
特に彼に教えられたことはオーケストラというものが、
ピアノのキイのような機械でなく、
生きている人間によって作られているということである。
たまに音楽の解釈について
オーケストラとの相違があり得るということを知らなければならない。
そこでオーケストラを圧迫してはいけない。

十九世紀後半から二十世紀にかけて指揮者に二つのタイプがあらわれた。
その一つはグスタフ・マーラーのタイプで、
もう一つはニキシュのタイプである。

マーラーは偉大な指揮者であったが、
私は残念ながら彼に会ったことがないが、
彼がオーケストラを圧迫するタイプであるという話をきいた。

一生懸命に練習してもオーケストラを圧迫すると、
演奏会当日、せっかくの練習の三割ぐらいは消滅してしまう。

ニキシュの場合はすべてを微笑をもって
オーケストラに納得させて全然圧迫することがなかった。
またクレンペラーのような指揮者も実にすばらしい演奏会をやったが、
練習の時には必ず何か大騒ぎなしにはすまなかった。
それに反してブルーノ・ワルターは
彼のやさしい指揮ぶりと微笑をもって
オーケストラを自分の思うままにさせることに成功している。

ニキシュに与えられた印象が非常に強かったとはいえ、
別に彼をまねしようとは思っていない。
特に彼のあまりにもやわらかい女性的とでもいえるような性質は
今日のわれわれの感覚にはむかない。
例えば「悲愴交響曲」の時にも聴衆を泣かすのみでなく
自分も指揮台で泣いたくらいであった。
しかし、われわれは今日、
この同じチャイコフスキーの曲をもっと堅い古典的な解釈で演奏するようになった。


ニキシュは必ず譜面をおいて指揮したが、
二十世紀になって二、三十年このかた暗譜で指揮するのがはやってきた。
私は大阪で指揮した時、
チャイコフスキーの第四番の交響曲は譜面なしであったが、
悲愴交響曲の時は譜面をおいた。

譜面をおいても実は音楽を暗記してよくのみこんでいるのはもちろんであるが、
やはり場合によって細かい点をたしかめるために譜面をおきたい時もある。
また音楽を十分に知っていても原則として必ず譜面を使う指揮者もいる。
チェコスロヴァキアの有名なターリヒもその例である。



私は現在モスクワ放送交響楽団の常任指揮者を勤めているが、
レニングラード交響楽団とは昔から深い縁があるので、
ムラビンスキー氏が急病で旅行できなくなった時、
こんどの指揮を喜んで引き受けた。
レニングラード交響楽団は世界中の有名な指揮者のもとに演奏したことがあるが、
なかでもニキシュ、フリート、クレンペラー、
ターリヒ、アンセルメ、モントゥ、ワルター、
などの名前を特にあげたい。

この交響楽団は
ソ連のオーケストラの中で一番演奏の仕上げられた団体だといえよう。
その音響が美しく、ダイナミックで熱があり、
演奏表現が細かく、またレパートリーが極めて広い。

彼らの特徴は勉強ずきで、
各楽器の技術上のことはグループが仲間同士で
首席奏者の指導のもとに細かく練習しているから、
指揮者が出てくる練習の時には、もはや技術的な問題はなにも残らず、
ただ音楽をするだけである。

このような方法では三、四回の練習で
他のオーケストラ七、八回の練習を必要とする同じ成績があげられる。



日本の聴衆はたいへん熱心で
演奏会場はまことに寺院のような静けさで感心した。
日本人は音楽が好きで、特にチャイコフスキーは人気があることを知ったが、
演奏中はピアニシモの時だけでなく、
フォルティシモの時でさえなんの音もせず、
ただ熱心にきいていてくれる。
このような聴衆は演奏する音楽家のためにも
すばらしいインスピレーションを与えてくれる。
たまには演奏中、写真機の音やフラッシュがじゃまになったが、
日本に来ている客としてあまり苦情はいうべきでないと思う。


 なお、日本の聴衆について私をびっくりさせたことは
五月十四日、一万四千人のために行う予定の大衆音楽会についてのことである。
この場合むしろ軽いプログラムを作ってシンフォニーを入れないでおいたところ、
聴衆の代表がわれわれを訪ねて、
チャイコフスキーの第四番の交響曲を入れてほしいと申し出てきた。
これは何よりも日本の音楽を楽しむ聴衆の高い教養を物語っていると思う。

尚、このとき余談として


夜中の二時にホテルの近所で、なにか食べ物を売って車を押している人が、
オーボエみたいな楽器をならしていた。


というコメントをしていました。

ガウクとレニングラードフィルが来日したこの時代、
都心のど真ん中の国際的ホテルの側で、
深夜二時に屋台のラーメン屋さんが営業をしていた時代だったことを知ったとき、
最新鋭のジェット機でやってきたレニングラードフィルと、
古きよき時代の屋台のラーメン屋さんというこのコントラストが、
なんともちょっと不思議かつ微笑ましく思えたものでした。


1958年レニングラードフィル日程
指揮者:
アレクサンドル・ガウク、
クルト・ザンデルリンク、
アルヴィド・ヤンソンス


4月15日:フェスティバルホール(指揮/ガウク)
グリンカ/ルスランとリュドミラ、序曲
ムソルグスキー/ホヴァンシチナ、前奏曲
モーツァルト/交響曲第39番
チャイコフスキー/交響曲第4番

4月16日:フェスティバルホール(指揮/ガウク)
グリンカ/ルスランとリュドミラ、序曲
ムソルグスキー/ホヴァンシチナ、前奏曲
モーツァルト/交響曲第39番
チャイコフスキー/交響曲第4番

4月18日:フェスティバルホール(指揮/ザンデルリンク)
チャイコフスキー/ハムレット
プロコフィエフ/協奏交響曲(VC/ロストロポーヴィチ)
ブラームス/交響曲第4番

4月21日:日比谷公会堂(指揮/ガウク)
グリンカ/ルスランとリュドミラ、序曲
ムソルグスキー/ホヴァンシチナ、前奏曲
モーツァルト/交響曲第39番
チャイコフスキー/交響曲第4番

4月22日:日比谷公会堂(指揮/ガウク)
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
グラズノフ/ライモンタ゜、組曲
チャイコフスキー/フランチェスカ・ダ・リミニ

4月24日:新宿コマ劇場(指揮/ザンデルリンク)
チャイコフスキー/ハムレット
プロコフィエフ/協奏交響曲(VC/ロストロポーヴィチ)
ブラームス/交響曲第4番

4月25日:新宿コマ劇場(指揮/ザンデルリンク)
チャイコフスキー/ハムレット
プロコフィエフ/協奏交響曲(VC/ロストロポーヴィチ)
ブラームス/交響曲第4番

4月27日:新宿コマ劇場(指揮/ザンデルリンク)
ラフマニノフ/交響曲第3番
チャイコフスキー/交響曲第5番

4月28日:新宿コマ劇場(指揮/ザンデルリンク)
ラフマニノフ/交響曲第3番
チャイコフスキー/交響曲第5番

4月29日:新宿コマ劇場(指揮/ヤンソンス)
ドヴォルザーク/交響曲第9番
プロコフィエフ/交響曲第7番
チャイコフスキー/イタリア奇想曲

5月1日:フェスティバルホール(指揮/ザンデルリンク)
ラフマニノフ/交響曲第3番
チャイコフスキー/交響曲第5番

5月2日フェスティバルホール(指揮/ヤンソンス)
ドヴォルザーク/交響曲第9番
プロコフィエフ/交響曲第7番
チャイコフスキー/イタリア奇想曲

5月3日:フェスティバルホール(指揮/ガウク)
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
グラズノフ/ライモンダ、組曲
チャイコフスキー/フランチェスカ・ダ・リミニ

5月5日;八幡製鉄体育館(指揮/ヤンソンス)
グリエール/青銅の騎士、偉大なる都への諸歌
グリンカ/イワンスサーニン、ワルツとクラコヴィアック
ムソルグスキー/ホヴァンシチナ、前奏曲
グラズノフ/ライモンダ、組曲
カバレフスキー/コラブルニョン、序曲
ハチャトゥリアン/バレエ音楽からの組曲
チャイコフスキー/イタリア奇想曲

5月6日:福岡スポーツセンター(指揮/ヤンソンス)
ドヴォルザーク/交響曲第9番
プロコフィエフ/交響曲第7番
チャイコフスキー/イタリア奇想曲

5月8日:名古屋市公会堂(指揮/ザンデルリンク)
ラフマニノフ/交響曲第3番
チャイコフスキー/交響曲第5番

5月11日:日比谷公会堂(指揮/ガウク)
ベートーヴェン/エグモント、序曲
モーツァルト/交響曲第39番
チャイコフスキー/交響曲第6番

5月12日:日比谷公会堂(指揮/ガウク)
チャイコフスキー/交響曲第6番
グラズノフ/ライモンダ、組曲
チャイコフスキー/フランチェスカ・ダ・リミニ

5月14日:東京体育館
グリンカ/ルスランとリュドミラ
チャイコフスキー/白鳥の湖、序曲~白鳥の踊り~ワルツ(以上指揮/ヤンソンス)

チャイコフスキー/ロココの主題による変奏曲(VC/ロストロポーヴィチ)
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲第15番
ハイドン/弦楽のセレナーデ
ブラームス/ハンガリー舞曲第1番(以上指揮/ザンデルリンク)

チャイコフスキー/交響曲第4番(指揮/ガウク)


尚、全公演終了後20日に帰国するまでの数日間、
オケは箱根を中心に日本での余暇をたのしみ、
ありとあらゆるところで、楽器、電化製品、服、絵葉書等のお土産を買い、
その量はトラック二台分になったそうです。
(特に広島では絵葉書を買い求める団員が多かったのですが、そのうちの一人が「こんな美しい街が一瞬に消えたことは恐ろしいことだ」というコメントを残しています。)



このときの来日公演のCDのひとつ。
08_l.jpg
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アニメイベントにおけるファンとフーリガン [アニメ]

本当のところは正確には分からないけど、
沼津「ラブライブ」上映会でまた騒ぎがあったらしい。

今回かなり規制が緩やかだったというけどそれが裏目に出たようだ。

簡単にいえば善意を悪意が踏みにじったというところか。

大洗でさえこういうのには未だにかなり神経尖らせてるのに、
人数が増え規制が緩めば、
こういう状態になるリスクは上がるわけで、
そういう意味では申し訳ないけど今度の沼津夏まつり前に、
ある意味いい教訓になったのかもしれない。

ただ高い授業料にはなりましたけど。

ただしこのことは主催者が、
いままで良心的なファンにしか会ってなくて、
そのため信用していたという事もあったのだと思うので、
それひとつで主催者を責めるのは酷。

問題は川崎での事件があったにもかかわらず、
未だに反省しない馬鹿者がいるという事。

これはもうファンではなくフーリガンといっていいので、
これからは即刻叩き出していい。

だいたいフーリガンは普段聖地とかにはいかない。

理由は破壊が本来の目的のフーリガンに、
イベントの無い普段の聖地など意味がないからだ。

主催者がこういう輩と会ってないのは、
そういう必然が前提としてあるからだ。

なのでこういうイベントのみを、
ピンポイントで狙い撃ちしててくる。

ただ自分が暴れ壊したいだけの理由でです。

フーリガンにとって、
別に対象はラブライブじゃなくてもいいんです。

ただ目の前に壊しがいのあるイベントがあって、
それをラブライバーのせいにすれば自分たちのせいにならないと、
本気で思ってる最悪な人たちなので、
強制退場させて当然だと思います。
サッカーだってファンやサポーターとこういうフーリガンは区別してますから。

もう主催者が毅然と対応すべき時期にきてると思います。

そうしないとラブライブそのものが廃れます。

彼らフーリガンはラブライブが廃れても関係無いし、
そうなれば今度は次の標的を決めそこで暴れて壊すだけです。

彼らをファンや同じライバーと錯覚しないでください。
暴れやすいためにそう見せてるだけなのです。

何度も言いますけどファンやサポーターとフーリガンは違う。

ぶっ壊し暴れるのが目的のフーリガンは暴れたら即退場。
それでもダメなら警察行きです。

サッカーとそのあたりは同じと考えていいです。

それやらないともっとデカい事故が今後絶対起きます。
彼らは「ラブライブ」や「ガルパン」も、
もっと言えば「君の名は」あたりとも区別してませんから。


もう一度ハッキリ言いいますが、
彼らフーリガンを同じファンとか同じラブライバーと思ってはダメ。

彼らはラブライブには何の愛着もありません。
ただの壊すための対象物です。

ラブライブがそれで廃れたら、
今度は平然と他の作品のファンを装い、
そのイベントをぶち壊しに行くでしょう。

まさにイナゴの大軍です。

このあたりぜひ今後ラブライブだけでなく、
似たような企画を主催される方に徹底してほしいです。

そうしないと一般のファンや市民が巻き込まれ、
取り返しのつかない事態になる危険性があります。

今後ファンとフーリガンをぜひはっきり区別し対応されることを強く要望します。

沼津にはプロサッカーチームもあるので、
そういうノウハウは多少いただけるのではないかと。

ファンに寛大なのはありがたいですが、
フーリガンにまで寛大にすると、
そこはテロのやりたいに放題になります。

彼らは自由と無秩序の区別などありません。

というよりとにかく自分がスッキリすれば、
どれだけまわりが迷惑しようとも、
とにかく自分本位に好き勝手に暴れ壊しまくります。

これをファンなどといったら、
一般のファンがあまりにも可愛そうですし失礼です。

正直アニメ系のイベントはこういうことに寛容すぎて、
対応が後手後手になっているという気が正直します。

確かに警察の厄介というのはあまりいい評判にはなりません。

ただ「一般のファンや市民をフーリガンから守るため」と、
ハッキリ宣言し毅然とした対応をし、
事前に約束事をしっかり一般にも徹底していれば、
一時的にはおかしな輩や、
フーリガンの御仲間あたりがネットで煽るかもしれませんが、
こちらもしっかりと対応発信していけば、
事実はしっかりと伝わっていくはずです。


ただ主催者がそういう自信も気概も無いというのであれば、
これからはそういう方々はアニメ系のイベントを、
あまりやらない方がよろしいかと思います。


あとこういうことに一般の受け手側も、
発信元が不確実なものにまで一喜一憂するのではなく、
ファンとファンを装うフーリガンを明確に分けて考え、
これからをみていかないといけないと思う。

そうしないとアニメのイベントは、
こういうフーリガンの温床となり、
ファンだけでなく声優さんの安全すら守り切れないという、
かなり危機的な状況になりかねないものがあります。


ファンもそして主催者側も、
フーリガンの蛮行を見かけたら、
ファンはすぐに近くの関係者の人に通報、
関係者はすぐに毅然と対応をフーリガンにとりましょう。

危ないと判断したら警察も即よんでいいと思います。

それが自分だけでなくファンや作品を守る最善の行為ですから。


もしこれがしっかり機能したら、
横の連絡網でこれらの人たちに対する対応も、
かく主催者や警察もとりやすくなることでしょう。

暴れ得、壊し得はを助長するのは、
ファンにとっても作品にとっても悲劇です。

ぜひこのあたり皆様の立場ごとにご一考願います。


最後に恐ろしい事を言わせもらうと、
自分がもしフーリガンだったら、
今度の沼津の夏祭りほど壊しがいのあるイベントは無い。

おそらくどんな手を使っても暴れるだろうし、
それでイベントがすっ飛んでも知った事じゃない。

しかも後は全て「ラブライバーのせい」にして逃げることができる。

主催者は今から毅然とした対応と注意喚起、
そして警備と導線の徹底をお願いします。


しかしなあ、
なんでこんな事をまたあらためて言わなければならないのかと、
確かにいろいろと明文化してないことも問題だけど、
だからといって書いていない言っていないからといって、
何やってもいいのかとなったら、
それこそもう無秩序そのものとしかいいようがない。

ひょっとしたら威力業務妨害罪にひっかかるような、
そんな案件もでくるかもしれない。

そうならないためにも、
なんとかしてほしいところです。


あとこれも当たり前ですが、
フーリガンの場合、
最初からぶっ壊そうとしてきているものと、
途中からノリでそれになったものとがいるけど、
迷惑をかけられることには変わりない。

このため起きてからの処罰が原則になるけど、
やはりその前にある程度の明文化もしてほしいです。


今度の沼津夏祭り。

もし今まで通りに規制が緩かったり、
毅然とした対応が現地で当日できなかった場合、
自分がフーリガンだったら絶対標的にします。

それくらいほんとに心配です。


あとは余談。

沼津はふつうの人たちがふつうの街にふつうに住んでいるだけなので、
こちらもふつうに最低限のマナーを守れば何の問題ない。

ただ一部で「鎌倉の常識」が「沼津の常識」ではない部分があったりするので<

そういう所はサポートとして明文化してほしいなあと、
大失敗した自分なんかは強く思うわけです。

枠をつくるというより補助してほしいという事です。

そうしないでいろいろとやってしまうと堅苦しくて長続きしません。

大洗の現在はそのあたりをかなりくんでいると思います。

ただその大洗もいろいろ失敗して今に至っているので、
沼津もそうは簡単にはいかないでしょう。

シンプルなだけにたいへんな事です。


しかしなんでふつうの事がふつうにできないんだろう。

これ言い出すと話が元に戻りそうなのでここで終了。


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ノットの「浄められた夜」と「春の祭典」に行く。(7/22) [クラシック百物語]

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2017
東京交響楽団オープニングコンサート

7月22日(土曜日) 15:00 開演
ミューザ川崎シンフォニーホール

ジョナサン・ノット 指揮

(曲目)
シェーンベルク:浄められた夜
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」


ジョナサン・ノットは正直以前何かで聴いた時、
あまり強い印象がなかった。

というかあまりおもろしくなかった。

なのでその後日本で好評を得、
東響と長期にわたり関係を築くというニュースを聞いた時、
あまりピンとこなかった。

なのでそういうこともあり今回聴きに行った。


最初のシェーンベルク

ヴァイオリン→12
ヴィオラ→8
チェロ→6
コントラバス→4

これを紙を二つ折にすると、、
左右対称に展開したような形となる配置での演奏となった。

つまりコントラバスを正面奥に一列に並ばせ、
その手前にチェロを四人がまず一列
残り二人が各々左右両端の奏者後方に第二列的な部分に位置し
ヴァイオリンとヴィオラが各々左右6、4ずつ、
指揮台を挟んで左右対称に配置されるというもの。


じつはこの曲を聴くのは40年ぶりで、
そのときはズビン・メータ指揮読売日響で聴いたが、
それはまるでRシュトラウスのような爛熟した、
濃厚ではあるが適度に洗練されたじつにドラマティックな演奏で、
ひじょうに心うたれる演奏だった。

ただ今回のそれはそのときのものとは正反対というかんじで、
辛口で厳しく
ドラマティックというより絵画的という感じの演奏で、
さらに言わせてもらえれば、
まるでブラームスの室内楽を聴いているかのような、
そういう格調の高さと透徹し結晶化したような響きが、
緊張感のある音楽を奏でていた。

これを聴いた時、
シェーンベルクがブラームスが好きだったこと、
そしてかつて聴いたムラヴィンスキーの「トリスタンとイゾルデ」が、
こういう方向性の音楽であったことを想起させられた。

終演後しばらく拍手が起きなかったのは、
その音楽の緊張感と響きの美しさを、
聴き手がしばらく味わいたかった証ではなかったか。

できれはレコーディングしてほしいところですが。


20分の休憩後「春の祭典」。


こちらもまた正攻法の演奏で、
やるべきところをキチンと決めれば、
説得力のある音楽がそこから生まれるという、
じつに基本的な事がそこでは行われていた。

そういう意味では、
かつてのコリン・デービスとコンセルトヘボウの同曲の録音と、
どこか基本的に相通じるものがあるけど、
第一部はともかく、
第二部になると「ノットのオーケストラ」の演奏ということもあり、
客演だったデービスより二歩も三歩も踏み込んだ、
なかなか強力な演奏が展開されていった。

とにかく骨太でスケールの大きなストラヴィンスキーでした。


また東響が大善戦。

かつての東響と違い、
音が大きくなっても濁りや歪もあまりなく、
曲全体のもつ大きなエネルギーを、
かなりのところまで描き出していて、
そんな東響の好調ぶりがじつに強く感じられた。


そういえばかつてスダーンの時代、
あるパートの採用試験が公募で行われた時、
東響の関係者の方が、

「細かい結果はいえないけど数年前なら全員合格していた」

と言われたほど、
東響のレベルが急速にあがっている事が、
すでにこのときおきていた。

それがおそらく現在まで続いているのだろう。


あと聴衆が東響とノットに対し、
全幅の信頼をおいていることが、
この日の演奏会からも強く感じられた。

2004年7月に開館。

その後311の影響で二年程閉館していたので、
今年で実働11年。

かつてミューザが開館したとき、
国際的ホールという知名度だけでなく、
時間はかかるがとにかく地元に根付く事が目的という、
そういう話を開館して一年程の時、
当時の支配人の方が話されていた事を思い出した。

ようやくその頃からの努力が花開き、
こういう形でも
実を結ぼうとしている。


東響はミューザを本拠にしてから、
本当に大きく変貌と進化を遂げたオーケストラ。

そしてそこにはノットやスダーンだけでなく、
上記した通り地元との深い絆も大きく力を貸している。

これからのノットと東響にさらに期待です。



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永福寺(ようふくじ)跡に行く。 [鎌倉~江の島(Kamakura/Enosima)]

鎌倉に永福寺というお寺があった。

1192年に源頼朝が建立したというが、
約二百年後の1405年に火災で焼失、
そのままとなってしまったという。

それを1981年頃から発掘調査をし、
その後大規模な整備工事を行い、
先日ようやくそれが終了したとのこと。


なので今回それを見に行った。

道順としてはこんな感じ。
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バスで鎌倉駅から鎌倉宮行きに乗り、
終点で下車して徒歩十分でも行けます。

鎌倉宮
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その正面鳥居前の横ににこういうものがある。
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この標識に沿ってしばらく右の道を行き、
その後すぐ左折するような形で真っすぐ歩くとそこに着きます。

以前ここを通った時は、
何か工事しているようには見えていたけど、
中に入る事はできなかった。

今は4月から10月は9時から17時、
それ以外は9月から16時半まで開放されている。

正面入り口付近。
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入り口付近からみた永福寺跡全景。
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湘南工科大学制作CGによる永福寺復元想像図。
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両サイドの飛び出した所は「釣殿」。
建物は手前から「阿弥陀堂」「二階堂」「薬師堂」。

中央の「二階堂」は二階建てのためそう呼ばれたといわれ、
このあたりの地名が「二階堂」というのはその名残とか。

二階堂跡。
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みてて面白かったのは、
鎌倉でよくみかける武骨な寺院というより、
京都あたりでみかけるような優雅な寺院のようで、
武家社会の鎌倉としてはちと異色という気がした。

京都の平等院鳳凰堂もちょっと想起させられたけど、
なかなか興味深いものがありました。

二階堂の柱を支えていた礎石。
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二階堂の対岸から手前の池と二階堂跡をみる。
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近くの高台からみた永福寺跡。
手前から「薬師堂」「二階堂」「阿弥陀堂」。
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入口にあった、
発掘で分かった永福寺の建物と庭園。
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とにかくなかなか面白い所でした。

座るところもあり休む事もできますが、
今日のような炎天下ではさすがにきつかったです。

鎌倉駅から鎌倉宮までふつう歩くのですが、
この日は帰り珍しくもバスに乗りました。

しかし今日の鎌倉…ほんとに暑かったです。



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お詫び [お詫び]

今年に入ってから、ものすごく自分の記事に対してのコメントを見落としている。

一時不具合があったらしいけど、
それ以上に自分の不注意が甚だしいようです。

今後より注意していきたいと思います。

本当に申し訳ありませんでした。
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「スーパースター・ヴァーゴ」来航 [横浜港 (Yokohama Bay)]

7月9日に横浜港に来航した、「スーパースター・ヴァーゴ」。


総トン数 75,338トン
全長 268.00m
全幅 32.00m
乗客定員 1,870名
就航 1999年8月
船籍 バハマ
運航会社 スタークルーズ
特徴 2017年7月横浜港初入港予定。船内は東京ドームの約1.5倍の広さを持つ。船名のヴァーゴは「おとめ座」を意味し、船体にも描かれている。

というもの。

今回が横浜初来航。

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船体横には乙女座のマーク。
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入口もまるでアミューズメントパークのようです。
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船体上部
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全体
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ちょうどロイヤルウインクが出航するところでした。
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パシフィコ横浜よりみたヴァーゴ
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今年横浜このヴァーゴもダイヤモンドプリンセス同様、
横浜に数多く来航してくれるようです。

とてもたのしみです。


今年の横浜港大桟橋の入港予定。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kowan/cruise/schedule/2017.html
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「ガールズ&パンツァー 劇場版 シネマティック・コンサート 」に行く。 [ガールズ&パンツァー関係]

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劇場版の映像に合わせ、オーケストラが生演奏でお届けするシネマティック・コンサートの開催が決定!前回のオーケストラコンサートで見事な指揮を披露した栗田博文さんが指揮監修を行い、大宮公演を松元宏康さん、横浜公演を栗田博文さんが指揮を担当。演奏は、前回のオーケストラ・コンサートに引き続き「東京フィルハーモニー交響楽団」が担当し、より深化された形で「東京フィルGuPオーケストラ」としてお届けします。

https://www.eventernote.com/events/112705

というもの。


今回は二回開催され、
最初が埼玉県の大宮、
次いで二週開けて神奈川県の横浜で行われた。

最初はまず大宮の事から。


指揮:松元宏康
演奏:東京フィルGuPオーケストラ
歌唱:佐咲紗花
カンテレ:あらひろこ

6月25日 開演 17:30
大宮ソニックシティ 大ホール

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大宮ソニックシティ大ホール(公式サイトより)

会場の大宮のホールは定員2500というから、
上野の東京文化会館とほぼ同じで
フルオーケストラを良好な環境で聴くキャパとしては、
上限いっぱいといったところ。

ただし前の座席との距離が、
このてのコンサートホールとしては少し広めにとられているので、
実際はもう少し定員の多いホールと同規模かも。


ちょっと一階席後方が二階席が大きく張り出しているため、
やや圧迫感があるかもしれないが、
それ以外の席は舞台がしっかり見渡せるつくりになっているため、
こういうコンサートには最適といっていいと思う。

舞台にはクラシックのコンサートと同じように、
オーケストラが配置されている。

変わっているとしたら、
第一ヴァイオリンの手前にカンテレ奏者のあらさんがいて、
オケの弦と管の間あたりの位置の、
そのちょうど上方に映画を映し出すスクリーンがあるという、
そこの部分くらいでしょうか。

オーケストラの編成は、
弦楽器が、12-10-8-6-5、という12型で、
(第1ヴァイオリン12、第2ヴァイオリン10、ヴィオラ8、チェロ6、コントラバス5)
左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、
そしてコントラバスが舞台に向かって右奥。

木管は各二名の二管、
金管はトランペット4人、トロンボーン3人、ホルン6人、チューバ1、
並びは舞台に向かって左より、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ。

これにピアノとハープ、
それにティンパニーを含む打楽器群が最後方に横一列という、
そんなかんじにみえた。

自分はこの日二階最後列にいたため、
スクリーンによって打楽器はもちろん、
ブラス付近がほとんどみえなかったのと、
舞台が演出上通常コンサートより暗い部分があり、
木管もこれまたよく見えなかったので、
奏者の椅子の位置や、
ときおりみえる楽器の一部で判断したので、
このあたりちょっと自信が無いので間違っていたらごめんなさい。


さてこの日のコンサート、
ChouChoさんが急病のため、
本当はこの日客席でこのコンサートを聴く予定だったという、
佐咲紗花さんが急遽代役として出演することとなった。

佐咲さんは自らのツアー中にこの代役を引き受け、
前日24日に新横浜でご自分のライブをされ、
そして本日このコンサートの本番と、
本当にスクランブル状態でのそれとなったけど、
自分の持ち歌ではない曲、
しかも知ってはいるけどアレンジがかなり違う曲を、
この場で歌いきったことにはほんとうに頭が下がります。


ただ個人的には佐咲さんによるガルパンの曲がいろいろ聴けたのは、
むしろ儲けものというかんじもしましたが…。

とにかくChouChoさんには早く元気なっていただきたいです。


さてコンサートは映画を舞台上に吊るしてあるスクリーンに、
映画本編をノーカットで映し、
それにあわせて音楽をつけていくというもので、
声優さんのイベントにおける、
生アフレコのオーケストラ版のようなものというと、
分かり易いかもしれません。

(尚、今回は立川みたいな爆音仕様ではないので、そういう音に耳が慣れた人には効果音が少し軽かったので、ちょっと物足りなかったかも。)


ただ言うは易しというものでして、
画面は正確に流れていくので、
オペラやバレエのように、
こちらの音楽あわせてくれるというものではないため、
指揮者のコントロールがとにかく重要。

オケはオーケストラピットに入ってる時と同じように、
画面をみることは演奏中できず、
指揮者の棒とアイコンタクトがすべてになるため、
これでピタリと合わせるというのは正直たいへん。

楽器の特性による各楽器の音の立ち上がりの違いや、
指揮をする前の予拍のしかた。

画面より少しだけ早く振り始めないと、
指揮のそれよりオケの反応がどうしても一瞬遅れるため、
画面と音がピタリと合わないなど、
いろいろな問題が生じる可能性があり、
正直こういうことに順応性が高いか、
もしくは場数を踏んでない指揮者でないと、
このあたりなかなかうまくいかない。


ただこの日の指揮の松元さんはかなり手慣れており、
どの場面でかなり高い確度で音と画面をピタリとあわせていた。

正直これには驚いた。


ただ会場ではズレて聴こえた人もいたようだけど、
その中のいくつかは、
オーケストラとホールの各座席までの距離により、
場所によっては感じなくとも、
違う場所ではズレて聴こえてしまうこともあるので、
それによる影響もあると思う。


すべての座席に同時にピタリとすべての楽器の音が届くということは、
これはもうオーケストラやコンサートホールの性質上無理なのでしかたがない。

ただそれ以外の部分、
例えば録音では編集してしまうオケのダイナミックレンジの広さ、
各楽器のマイルドな響き、
弦の厚みのある起伏と質感のともなったそれや、
打楽器群の迫力あるしっかりとした立ち上がりなど、
オーケストラを聴く醍醐味は充分堪能できたと思う。


これにはこの日の東京フィルの力も大きい。

東フィルは伝統的に舞台音楽や劇場音楽の指揮者と縁が深く、
こういうタイプのコンサートにいつもかなりの力を発揮している。

かつてあった「涼宮ハルヒの弦奏」や、
渡辺貞夫の武道館コンサートでも、
このオーケストラは見事な演奏を聴かせている。

しかもそれに加えて、
エッティンガーやバッティストーニが指揮台に立ってからは、
近年東フィルは状態がよく、
それがこの日も随所にあらわれていた。


コンサート前半は比較的音楽の無い所が多かったが、
それでもいろいろと聴きどころがあり、
この日は休憩時間を入れる関係で、
大学選抜との試合開始直前に各高校が登場し、
それを愛里寿が受けると宣言したところで前半終了となるのですが、
音楽をここではすぐに切らず、
そのまま長尺バージョンのようにアレンジされたものを続けたのは、
聴いていてじつに効果的だった。

この日は他にも映画そのままというわけではなく、
2500のキャパでフルオケが演奏するということで、
オリジナルとは若干違うアレンジが随所に施されていました。

(編成規模そのものはCDのそれが基本となってはいるようですが、
木管やブラスが前述した理由で推測のみの部分があり、
またCDにおける弦編成もわからないので確認はしてません。)


佐咲さんの挨拶や冒頭で佐咲さんによる、
「Glory Story」が歌われた関係でここまでで前半が1時間15分。


ここで休憩が約20分。


このときちょっと面白い事が目についた。

普段のクラシックコンサートだと、
女子トイレに男子のそれ以上に長蛇の列が休憩時間できるのですが、
この日は男性トイレがどの階も大行列で、
女子トイレにはまったく列ができていなかった。

いかにこの日の男性比率が高かったかを、
如実に証明した出来事でした。


後半は前半に比べ音楽がかなり増えた関係上、
聴きどころも多かった。

ただ「どんぐり小隊」のシーンで、
継続が活躍するシーンのカンテレの音が、
自分のいた場所ではオケの音にかなり埋没してしまったのが、
ちょっと残念でした。

他の場所、特に前の方ではそうでもなかったかも。

それ以外はじつによく音が届いていて、
特に遊園地のあたりからそれが顕著になっていった。

知波単やあひるとの連携シーンでの、
「待ち伏せします!」や「知波単、新たなる戦いです!」における、
打楽器の凄みのある音はやはり実演ならではというかんじでしたし、
バミューダ―アタックからの、
「劇場版・緊迫する戦況です!」での音楽や、
中央広場での戦いのシーンでの、
「冷静に落ち着いて!」あたりで使われていた音楽では、
ブラスがかなり吹きまくっていましたけど、
音がそのため濁ったり割れたりということもなく、
しっかりとしかも輝かしい響きだったのも素晴らしかった。

もっともブラスは山台を使っていることもあり、
音がスクリーンの影響を受けないよう、
気持ち下に楽器を向けながら演奏しているように感じられたものの、
(これもスクリーンの影なのではっきりと確認はできませんでしたが)
それでもトランペットの音がときおりスクリーンにぶつかって、
ちょっと音質が変わってしまったような瞬間もあるにはあったのですが、
不満に感じるというところまではいきませんでした。

PAはひじょうに自然に使用されていたようで、
ほとんど違和感を感じませんでしたが、
トランペットの音が変わったのはPAの関係だったのかも。


それにしても映画終盤の山場に向かっての音楽の高揚感はじつに素晴らしく、
これだけでもこのコンサートを聴いた価値があるとさえ思われました。

この終盤の緊迫感のあるシーン。

ひょっとしたらあまりの映像と音楽の一体感に、
生でオーケストラを聴いているという感覚がなかった人も多かったかも。

この後「piece of youth」を佐咲さんの歌唱+オケの演奏で終了。

オケがアンコールを一曲演奏したあと、
佐咲さんの歌唱でガルパンの定番二曲、
「DreamRiser」「Enter Enter MISSION!」

尚「Enter Enter MISSION!」ではスクリーンに歌詞も映し出され、
会場内の全員による歌と手拍子をともなった、
かなりの盛り上がりとなりました。

指揮者の松元さんも
「みぽりんと共演できた」
と言ってのけただけにノリノリでみんを煽っていました。

最後は聴衆全員のスタンディングオベーションで幕。

指揮者にもオーケストラにも、
そしてこの日「緊張で足が震えた」という、
ピンチヒッターの大役を担った佐咲さんのそれに対しても、
盛大な拍手と歓声が最後贈られ、
見事な大団円となりました。

尚、以前「ハルヒ」の時はオケの退場がうまくきまらず、
なんか三々五々に退場してしまったのですが、
今回はコンマスが客席に一礼後解散という、
ふだんの姿勢で解散となりました。

(この退場の仕方はコンマスが一礼後、他の楽員も一礼をするというものもありますが、これは各団によっていろいろとあるようです。)

あと舞台が暗かったのでわかりにくかったにもかかわらず、
指揮者の松元さんとカンテレのあらさんが最後の方で握手をしたとき、
それに対しての拍手が沸き上がったのも印象的で、
とにかくいろんな意味でじつに気持ちのいいコンサートでした。


終了は20時半。

休憩時間込みで三時間というものでした。


ただ個人的には今回「ガルパン」の音楽が作品に果たしている力が、
いかに大きいかをあらためと知ることにもなったこのコンサートだからこそ、
音楽を担当された浜口史郎さんにも盛大な拍手を送りたかった。

こう思ったのは自分だけではないと思う。


できれば横浜ではその願いをかなえてほしいところです。

それができないなら、
指揮者がスコアを手にもってそれを客席に向け、

「このスコア(音楽)にも拍手を」

みたいな感じの事をしてくれると嬉しいかも。

それくらいこの作品における音楽の力は素晴らしいのですから。



ここで余談ですが、
後半一部の弦楽器奏者の方たちが演奏していない時に、
画面をけっこう見入っているように見受けられました。

このときかつて「ゴジラ」(1954)の音楽を映画につける時、
当時N響がスタジオでフィルムをみながら、
作曲者の伊福部さんの指揮で演奏していたものの、
あまりの映画の面白さに楽員がついつい見入ってしまい、
演奏がどんどんズルズルと遅くなり、
ついには画面と音楽があわなくなり、
指揮していた伊福部さんが閉口してしまったという話を思い出した。

このあたり指揮者の松元さんあたりが見入ってしまうと、
もっとたいへんな事になってしまうのですが、
さすがに今回そんなことはありませんでした。

指揮台の上にも、
いろいろとそういう事にならないようなものがセットされていて、
いかにも今の時代のコンサートだなあと思ってしまいました。


それとこれは公演内容そのものには関係無いのですが、
現金決済による公演パンフレットのみの購入の列が、
開演前の販売時に信じがたい程の長さになっていた。

しかもなかなか遅々として進まない。

途中から急に早くなり、
辛うじて開演時間には間に合いました。

なんでなかなか進まなかったのか、
その理由が自分の番が近づいた時になんとなくわかりましたが、
販売ブースのキャパと販売者数の関係にこれはつきるようです。

まあこればっかりは、
いろいろと難しい問題があるにはあるのでしょう。

横浜公演に行かれる方はグッズはもちろん、
パンフだけ購入であっても早めに行かれる事をお勧めします。


そしてその横浜公演。

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パシフィコ横浜国立大ホール(公式サイトより)

指揮:栗田博文
演奏:東京フィルGuPオーケストラ
歌唱:ChouCho
カンテレ:あらひろこ

7月9日 開演 17:00
パシフィコ横浜国立大ホール


ホルンが四人になっている。大宮は見間違え?

あとは大宮と人数は同じ。

ホールが大宮よりかなり大きく、
収容人員が約5000というから大宮のほぼ倍。

NHKホールよりも千人多いというので、
本来オーケストラコンサート向きのホールではない。

それ以外のイベントとしてはいいかもしれないけど、
とにかくオケを聴くには場所によっては極めて条件が悪くなるため、
PAにかなり頼る音作りとなってしまった。

このため自分のいた三階席では、
PAから台詞も音楽も効果音も響いてきて、
なにか混然一体となってしまうことが多く、
ボコの歌などほとんど歌が聴こえなかった。

またPAの音もややきつめで、
大宮でのナチュラルな雰囲気もやや希薄だった。

大宮はホールの関係も有り、
オケは舞台からしっかり聴こえ、
台詞や効果音はPAから聞こえるという、
かなり理想的なものだったので、
こと音に関しては予想していたとはいえ、
少なくとも自分のいた所では、
大宮よりかなり聴きづらくきつめなものになっていた。

おそらく一階や二階前方では、
そのようなことはなかっただろうし、
他の所ももう少しよかったと思う。

もともとパシフィコ横浜でオーケストラを聴いた事がない…、
というよりそういう事も今までなかっただろうし、
このホールの天井の高さや横幅の広さから、
今回の編成のオケで大宮と同条件で演奏したら、
かなり貧弱なものになったことだろう。

ここでもしPAにあまり頼らない編成でやるとしたら、
今回の12型ではなくそれこそ弦は18型、
四管編成基本で、
金管を1.5倍以上増やさないとしんどいかもしれないが、
そうなると軽費もバカにならないし、
それ以上に画面と合わせるのも難しくなるので、
これはちと現実的ではない。

そのためこれはもういたしかたないといったところだろう。


というわけで自分は不本意だけど、
前半終了後帰宅してしまいました。

このため後半の内容はわかりません。


おそらく途中で帰ったのは自分くらいでしょうが、
ちよっとあの音は個人的にきついです。

それと視覚的に、
オケがやや前方にある手すりが邪魔で、
ちょっと見づらい所もありましたし、
熱中症回復間もないこともあり、
予想される帰りの大混雑も怖いものがありましたので…。


しかし横浜のトイレは大宮以上の大行列。

ちょっとキャパに対してトイレが少ないのかも。



最後に一言。

パシフィコ横浜の三階席。

最前列ではなかったのでホール内は大丈夫だったのですが、
高所恐怖症が年々酷くなっている自分には、
あの幅が狭く下が丸見えの外通路はかなり苦手。

外が見えない階段が一階まで通じていたのが救いでした。

このホール、
かつての東京芸術劇場以上に苦手かも。


以上で〆。


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神奈川フィルハーモニー第331回定期演奏会(7/8) [クラシック百物語]

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神奈川フィルハーモニー管弦楽団
第331回定期演奏会

7月8日(土曜日) 14:00 開演
横浜みなとみらいホール

ユベール・スダーン指揮
佐藤俊介(ヴァイオリン)

(曲目)
モーツァルト/歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲  
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」
シューマン/交響曲第2番ハ長調Op.61(マーラー編曲版)


スダーンが川崎を本拠としていた、
東京交響楽団の音楽監督をされていたのが、
2004年から2014年という長期だった。

この間神奈川フィルは、
現田・シュナイト~金~川瀬と、
タイプの違う指揮者がトップに立っていった。

スダーンが当時、
神奈川フィルを意識していたかどうかは分からないが、
この当時彼が神奈川フィルを指揮することなど、
自分には想像もつかなかった。

それくらい東響=スダーンというイメージは強固で、
その指揮者がお隣のプロオケを指揮するというのは、
プロムシュテットが東フィルを指揮するくらいありえない事に思えた。

だが月日が流れ、
スダーンは東響との関係は続いているものの、
音楽監督の地位を離れ、
多少は自由にいろいろと指揮できる身になった。

その後スダーンは全国各地のオケを指揮してはいるが
関東では東響以外のプロオケをなかなか指揮しなかった。

そして今回おそらくその一番に指揮台に立ったのが、
川崎から近場にある横浜の神奈川フィル。

しかも曲目が自らが東響を指揮していた時期に、
神奈川フィルのトップにいた指揮者の、
そのレパートリーを著しく想起させられるものばかりだった。

もちろんそれらはスダーンとしても十八番なので、
意識したとはいいきれないだろうが、
ちょっと不思議なものをこのとき感じてしまった。


自分は今回二日目の公開練習にも行ったけど、
スダーンの練習はまったく無駄も妥協も無い、
ある意味執拗ともいえるなかなか厳しいものだった。

もちろんスダーンらしく、
感情的になることはなく、
今目の前で起きている事に対して、
次々と冷静に対処していった。

それはときにパート別に、
しかも何度も繰り返し行われていた。

ただこのとき、
ズダーンのそれはミスを修正するというより、
「このオケならもっとできるだろう」
みたいなものがなんとなく感じられ、
それこそオケに期待を寄せながら試しているような、
そんなかんじの練習に感じられた。

このときなぜスダーンが短期間で、
東響から自分の音を引き出すことができ、
十シーズンにわたりそのトップをつとめられたのか、
その理由の一端がわかるような気がした。


また表情の細かさ、
特に音量の強弱による表情の凝らし方がかなり念入りで、
リズムのキレとかそういうものは、
この表情さえつけきれば自然と後からついてくるように、
いろいろと考え抜かれているようにみえた。

かなり細かくいろいろと指示を出してはいたが、
ここという時の音楽の突き抜け観にもかなりこだわっていて、
なかなかオケに高いハードルを設けているようにも感じられたけど、
今の神奈川フィルにはそれにも十分対応していたようにみえた。


そして演奏会当日。

スダーンは白の背広で登場。

しかし白の背広で指揮というのも久しぶりにみた。

昔はショルティやバーンスタインも、
白の背広で指揮していたけど、
今はもうあまりみかけることもない。

なかなか手入れがたいへんなので、
オケもほとんどやめてしまったようだけど、
夏の風物詩的な感じがして、
個人的にはとてもみていて、
当時は気持ちのいいものがありました。


最初の序曲はほとんど小手調べ的な感じだったけど、
それでもスダーンの刻印のようなものは随所に感じられた。

続く協奏曲。

ますソロが素晴らしかった。

佐藤さんのソロは音量的にはさほどではないけど、
その音のしなやかさ、艶、光沢、
それらが絶妙な歌いまわしによって輝きを放っていた。

かつて往年の名ジャズトランペット奏者の、
ハリー・エディソンが、
「スイーツ」という仇名をつけられていたけど、
あの音もまた甘ったるいという類のものではなく、
しなやかさ、艶、光沢、そして力強さも兼ね備えたものだった。

佐藤さんのソロを聴いていて急にそのことが思い起こされた。


そしてスダーンのバック、
特にオケの音が素晴らしかった。

端正だけど小さくまとまることなく、
ちょっと辛口かもしれないけど、
格調高く詩的な美しさもしっかり織り込まれた、
久しぶりに極上のモーツァルトを聴いたと、
そういいたくなるような素晴らしさだった。


ここでの神奈川フィルの出来もよかったけど、
このとき自分はスダーンのあるエピソードを思い出した。

それはあるたいへん有名な指揮者が東響に客演した時、
その指揮者が体調を崩したりしたこともあり、
当初予定のリハーサルに来れなくななったため、
当時来日していたスダーンが急遽下棒を行い、
限られた時間で驚く程高い状態にオケを仕上げ、
その指揮者に渡したという話。

自分はその演奏会にも行っているが、
確かにオケはとても完成度の高い演奏をしていた。

そんなことが思い出されくらいの、
かなりのオケの出来でした。


このあと佐藤さんのアンコールの後休憩。


そして後半のシューマン。

前半は指揮台無しで指揮したスダーンも、
後半は指揮台を使用。

もうこれについては言うことはない。

飯守さんとはまた違った平衡感覚の強い、
それでいてとても表情豊かで、
マーラー版のせいもあるだろうけど、
とても見通しと風通しのいい、
力感と躍動感あふれるシューマンだった。

自分はマーラー版のシューマンというと、
どことなくメンデルスゾーンや、
ドヴォルザーク中期の交響曲を思い出すが、
今回はそれだけではなく、
マーラーそのものの表情もときおり感じさせられる、
神秘的な所や刺激的な所があった。


それにしてもこれだけテンポも表情も変化しまくる、
多くの要素をふんだんに盛り込んだ演奏を、
よく神奈川フィルもやりきったものだと、
正直拍手喝采といった感じだった。


こんなことを言ったら申し訳ないし失礼かもしれないが、
十年前だったら、
おそらく今回のスダーンの要求の半分も応えられなかっただろう。

それを思うと神奈川フィルの、
今のレベルの高さと好調さがあらためて痛感させられるものがありました。

自分は今回のこのコンサート。


いろんな意味で今年最大の注目コンサートの一つ言ってましたが、
それに違わぬ内容のある素晴らしい演奏会でした。


できればまだスダーンさんには、
神奈川フィルに定期的に客演してほしいものです。


川瀬さんも言ってましたけど、
指揮者とオケの相性もなかなかいいようです。



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「輪廻のラグランジェ原画展」に行く。 [アニメ(2012放送開始)]

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 鴨川市郷土資料館では、ラグランジェ・プロジェクト(製作委員会)と輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会の協力のもと、鴨川市を舞台にしたTVアニメ『輪廻のラグランジェ』の原画展を下記のとおり開催します。

○会 期
平成29年7月4日(火曜日)から9月24日(日曜日)
休館日 月曜日(祝日の場合はその翌日)
午前9時から午後5時

○会 場
郷土資料館2階展示室・研修室

○入館料
一般200円、小中高生150円
小学生未満、鴨川市内在住・在学は無料、団体料金別
※展覧会実施による追加料金はありません

http://www.city.kamogawa.lg.jp/kanko/kanko_rejya/event/1499083770898.html


「ラグランジェ」にに関しては、
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2012-03-26-1
に、以前書いたけど、
間違いなく今世紀つくられたアニメの中でも、
名作傑作の部類に入る。

ただ聖地観光という部分で芳しくなかったので、
まるで作品そのものも失敗作だったように現在言われているのは、
正直あまり楽しいものではない。


そんな「ラクランジェ」が今年放送五周年。

そしてその年の二期が始まった7月にあわせて原画展が今回開かれた。

この原画が鴨川にある理由は、
http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=10471
にそのことが書いてある。

確かに聖地観光としては失敗だったかもしれないけど、
作品的には何度も言うけど傑作だし、
しかも作品の資料が地元に手厚く保管され、
他で展示されていた農耕器具や古の生活用品等と同様に、
郷土資料館内で一緒にこの町の「資料」、
そして「財産」として扱われているのですから、
これはこれで「聖地」として、
見事に実を結んでいるんじゃないかと思ってます。

こんなに素晴らしいことはないでしょうし、
じつに羨ましいし幸せなことだと思います。

関係者の方々の努力と、
地元との信頼関係の賜物といえるでしょう。


ところで自分が鴨川に行くのは今回が初めて。

これは裏を返せば「聖地」的にはあまり魅力を感じなかったことと、
横浜から中途半端に距離があるということだろう。

時間も大洗より一時間、内浦より一時間半遠い。

最短は浜松町からのバス利用かもしれないが、
それでも二時間以上バスだけでもかかる。

なのでなかなかな行く気持ちにならなかったけど、
今回のこの機会にようやく行くことにしました。

朝五時前に自宅を出て現地に着いたのが九時半。

横浜から電車に座れたためそのまま千葉まで行き、
そこから安房鴨川行きに乗り換える行き方にしたが、
結局はこれがかなり時間がかかってしまった。

途中茂原まで通学の学生さん達で電車は大混雑。

みるとけっこう大勢の学生さんが、
ラインをひいた教科書と睨めっこしている。

そろそろ一学期の期末試験の時期なのだろうか。
そんなことを考えながら電車は一路鴨川へ。

外房線というから太平洋が見えるかと思ってたけど、
勝浦を過ぎたあたりの最後の数十分で多少見えた程度。

これなら次回からはバス移動でもいいかもしれません。

こうして安房鴨川に到着。

安房鴨川。東口より市街地をみる。
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尚、この東口を出ると右側に観光案内所があり、
「ラグランジェ原画展」のポスターが貼ってありました。

連絡橋からみる駅構内。
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改札は東口のみで西口方面へ行くには、
この構内を望む連絡橋を使う事になります。


駅西口ロータリーの風景
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左側にみえる輪のようなモニュメントは、
「水の大地」という作品で、
10年前(2007)に市に贈られたものです。

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空が綺麗です。


この西口から歩くこと15分で、
鴨川市郷土資料館に着きます。

その少し手前。
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そして資料館。
なかなかローカルな落ち着いた雰囲気の所です。
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玄関付近。お出迎えです。
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受付は入ってすぐ右側。

ちょっとマンションの管理人室の窓口みたいな雰囲気です。

ここで入場料金を払い、
そしていろいろとパンフ等をいただきます。

そして一緒にこんな特典もいただきました。
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このイラストチラシ以外にも、
ポストカードも入っていました。
ただ数に限りがあり、
ポストカードは期間ごとに絵柄が変わるらしいので、
そのあたりはご注意を。
(ストレートに言えば早いもの勝ちかと)
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※ポスカードが白くて背景に溶け込むため、ここのみ背後に色付きの背景ををつけました。なのでこのポストカードの背景にある巻紙風のそれは特典の一部ではありません。


この受付の反対側にはスタンプ台があります。
もらったバンプの裏側に押すところがあります。
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押すとこんな感じです。ちと失敗。

この資料館は一階にいろいろな常設展示があったので、
まずそちらを一通り見て、
それから二階の原画展に行きました。

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二階へ上がる階段横もこんな感じです。
使える所はフルに使っているという感じでした。


規模は二階の左半分にある、
二つの展示室を使用するという、
比較的コンパクトなもので、
都会の大展覧会を想像していくと、
ちょっと肩透かしをくってしまうかも。


因みにここは、
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ということで原画の方は写真はありません。
雰囲気は上の資料館のサイトに写真があるので、
そちらをご覧になってください。

因みに原画はその横に実際のシーンとの対比がしてあり、
使用シーンがわかりやすくなっています。

また使用された台本も展示されています。

ただもし台本のみ撮影OKなら、
もう一部できれば隣の撮影可の展示場にも置いてほしかったです。

原画展示コーナーではない方は写真OKなので撮影しました。

こんな感じです。
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中央展示ケース内。
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こういうものも置かれています。
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そしてこの作品のシンボルともいえる三つの椅子。
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これを見た時、

「ほんとにこの作品を大切にしている人がこの原画展をつくったんだ」と。


とにかくこれがあったのは本当に嬉しかったですし、
この作品が心から愛されていたことを強く感じたものでした。


このあと設置されていたアンケートを書きこむ。

正直とてもよくできてはいたのですが、
それだけにこちらもちょっと気になった事を、
率直に書かせていただきました。


ひとつは原画展示コーナーについては内容はいいけど、
壁が白いため原画がそれに溶け込みひじょうに見づらかったので、
できれば黒ないしそれに準ずるものを背後に施してほしいと。

ふつうの展覧会でも
背後色が溶け込む場合はけっこうそうやっているので、
このへんはできれば早急になんとかしてほしいところ。

我慢すればみれないことはもちろんないのですが…。

もうひとつは展示コーナーについて。

聖地の紹介だけでなく、
それらがどこにあるか地図で、
展示物と一緒に明記してほしいという意味のことを書きました。
(アンケートでは言葉が少なく雑な表現になってしまいました)

実際は受付でいただいたパンフに地図は挟まってはいるのですが、
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それの拡大版でもそこにあると、
展示の芯みたいなものができ、
その方がより効果的になるように感じただけに、
ここまでやったのならそこまでやってほしかったと、
ちょっともったいない気がしたものでした。

ただスぺース的にちょっと詰め込みすぎになるかもしれないので、
それでこういう配布という形にしたのかもしれませんが。


最後に「それ以外は◎(マル)」と書きましたが、
誰が読むのかわからないのに「マルとか良かったのか?」と、
アンケートを投函してからなんか心配になってしまいました。


この日は初日平日の午前中ということで、
ノートには自分の前に三人の記帳がありましたが、
自分が行った時は、
関係者の方らしき人が三~四人ほどいらっしゃった以外は、
自分ひとりというかんじでした。

まだまだこれからだと思います。

なにしろここは、
ファンにとってとても幸せな空間なのですから。

主人公もああみえてかなりの寂しがり屋なので、
大勢で賑わってくれれば大喜びでしょう。


とにかくこれを実現させた関係者の皆様の努力に、
深い敬意を表したいと思います。


入る時丁寧に説明をしていただいたこともあり、
受付の方に礼を述べて資料館を出る。


このあとせっかく来たということで、
今回の原画展のポスターにもなり、
日本の渚百選にも選ばれた、

「前原・横渚海岸」

に行く。

ここが素晴らしかった。

大洗も内浦も由比ヶ浜もいいけど、
ここの海岸も圧巻だ。

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安房小湊方面をみる。
※最初地名がわからなかったので漠然と「犬吠埼」方面と書いてしまいました。申し訳ありませんでした。

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正面沖合をみる。

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厳嶋神社方面をみる。

海の方へ向かって伸びている道。
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※名前忘れましたすみません。


これらの写真ではぜんぜんその圧倒感は感じられないけど、
とにかく豪壮かつ広大な雰囲気で、
大洗とはまだ違った太平洋のそれでした。

現在海岸は海の家も建設中でしたので、
海のシーズンが来るとさらに賑やかになることでしょう。

そしてここにもしっかりとありました。
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311で津波被害はありませんでしたが、
備えあればということで意識はされているようです。


帰り道の途中魚見塚展望台方面をみる。
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行きたかったですが山上りは苦手なので…、
他にもいろいろと見たいところがあったものの、
とにかく暑かったのでパス。

涼しい海風が吹いてなければ、
かなり厳しい状態になっていたと思います。


次回来る時は、
もう少しゆったりとしたスケジュールを組みたいと思います。

それにしても想像以上にいいところでしたし、
こんなにいい所なら、
もう少し早く来るべきだったと後悔すら今はしています。


それだけにもう少しなんとか地元を活かしてあげたかったという気が、
いろいろとしばりはあったと思いますが
あらためて感じられたものでした。


以上です。



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