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アミューズメントメディア総合学院東京校声優タレント学科学院祭2011に行って。 [声優]

最近やたら長いタイトルが続く。
別にクセになってしまったわけではない。

一昨年(2009)代々木アニメーションの横浜校の舞台発表をみたけど、
こちらAMGのそれをまだ一度も見聞したことがなかった。

というわけで今回学院祭の中で行われた
本科1年生による、群読、詩、朗読劇に行った。
こんな学院祭に来たのはいつ以来だろう。
平成に入ってからは初めてなのは確かだろう。

入ってすぐわかったのは
スタッフ全員の笑顔をはじめとしたその雰囲気。
たしかにこういう場には、
現場の関係者が下見にきていることもあるだろう。
各自ネームプレートをつけているので、
こういところでもプロを目指す人たちのその気持ちが、
いろいろな形で伝わってきたものだった。

ところで今回驚いたのはこの声優・タレント科の人数。
一年生が8クラスもあり総勢260人以上もいる。
これをみたたげで自分はかなり考え込んでしまった。

この中で一線の声優になれる人ってどれだけいるのだろうと、
かなり考えさせられてしまいました。
1%ととしても2~3人。
それでもとんでもなく凄いことだけど、うーん…。


自分はその中で10/28の午後2時からの
1-F(総勢27人)のみなさんによるものを観た。

演目は、
◎群読「世界がもし100人の村だったら たべもの編」
◎詩 (27人全員各一編の短い詩の朗読)
◎朗読「オオカミくんはピアニスト」
◎朗読「千の風になって」
というもので時間は約50分強。

これらのプロは8クラスすべて同一ではなく、
クラスごとに多少違うものになっており、
詩は各自みな違うものが読まれている。

まず群読。全員によるものだが
卒業式で在校生全員が卒業生にする
「おくることば」のようなものと思っていい。

最初に二人の方がでてきて口上。
その後群読となるのですが、
全員が舞台でスポットで照らされたとき、
そのいい意味での緊張感がこちらにも伝わってきて、
こちらもちょっと緊張してしまった。
もちろんそれはピリピリしたものではなく、
とても心地よい類のものだった。
これはとてもいいかんじがしたものだった。

群読がはじまるが
最初妙に硬く濁った声の響きが気になった。
あれ?と思ったが話がすすむにつれ
次第に硬さがとれ濁りも消えていった。
これによってアンサンブルやソロに対しての
いわばウォーミングアップ完了といったところなのだろう。

因みに1-Fはこの回が初舞台だった。
やっぱり違う意味でも緊張していたんだろうなあ。

この後ひとりひとりが前に出てきて詩を読み。
そしてそのまま退場となる。
詩は相田みつお、金子みすづ、高村光太郎、が多かったが、
中にひとり、宮沢賢治をされた方がいた。
数行の詩「報告」
当然注目してしまった。
結論としてはなかなかポイントを簡潔明瞭におさえたやり方で
とても好感がもてるものでした。
ただひとつ聞いてみたかったのはこの方がここでの火事を
はたしてどういう類の火事を想って読まれたかということだ。
自分はこれを山火事と感じているのだがはたして…。

このあと朗読となる。
ただ前半のそれはかなり芝居の要素が大きかった。
コミカルな「オオカミ」はなかなか面白かった。
特に鳥の鳴き声が妙にリアルでうまかった。
いやうますぎたというべきか。
なんとなくこの日の白眉がこれという気さえしたものだった。

そしてその後「千の風」となった。
だが正直これは不満だった。
なんとなく話が冗漫に感じられてしまった。
特に最後に詩が読まれ、
また最後にそれが歌われると、
しょうがないのかもしれないけれど、
なんか二度同じオチがきたみたいに感じたものだった。

ひとりひとりはとても頑張っていたが、
そのため全体としての印象があまりよくなく、
なんとなく話を支えきれていないような、
そんな印象がしてしまった。

もっと全員による台詞が多ければ
またちょっと印象が違ったような気がしたけれど、
これはもう観る物との相性というものなのだろう。

あとちょっと心配だったのは
これだけ満員でみな厚着をしているため、
自分の声が今まで経験したことがないほど、
響かず届かずのような、
それこそどこに自分の声が行っているのか、
その方向性がわからなくなるという状況になられた方が、
ひょっとするといたのではないかということ。

これは場合によっては声が出てないと勘違いして、
結果無理してオーバーペースで声を出し、
自分に悪影響を出しかねないものがある。
なかなか難しいかもしれませんが、
このあたりは場数が今後補ってくれるでしょう。

と、こまごまといろいろ言いましたが、
総じて言えば自分は大満足でして、
この気持ちと勢いを持続し今後も頑張ってほしいと、
強く感じた次第です。

たしかに技術的なところとか、
ライヴにつきもののキズはあるにはありましたが、
だからどうしたというかんじです。
まだ一年生なのですから、
今は自分のやりたいことを精一杯やり、
そして吸収できるものはてぎるだけ吸収し昇華する。
それが今のやるべきことだと思います。

あと名前のある役が今回来なかったといって、
ちょっと凹んでる方がいるとしたらそれは今は無意味。
話との相性で今回は見送られたケースもあるでしょう。
次の機会でぜひ成長した姿をみせてください。

とにかく見終わった後、なにかとてもすがすがしいものを感じました。
これがあれば言うことなしだと思います。
シンプルな感想かもしれませんが、これが一番大事なのです。

尚、帰り際エレベータ待ちで、
別の一年の方からどうでしたかと話しかけられた。
「ここで聞いてくるとはたいしたものだな」
と感心しましたが、
やはり他のグループの出来が気になるのでしょう。
因みに自分に話しかけてきた方は1-Aの方でMさんという方。
この翌日一回目のステージで二回目のそれがあるので、
できればここよりも会場内の方の担当をしたかったでしょうね。

今回こういう部分をあちこちで感じました。

それにしても最初の方にも書きましたが、
人数的には絶対全員は不可能なんだけど
この場にいる一人でも多くの方の夢がかなえられたらなあと、
ほんとそう思わずにはいられないです。

とにかく今日はいいものを見せていただきました。
出演者と関係者の皆様
ほんとうにありがとうございました。
これからのよりご活躍とご発展を。

余談ですが前述した翌日一回目のそれでは
今回もうひとり詩に賢治を選んだ人がいる。
「雨ニモマケズ」
桑島法子さんの朗読で何度も聞いた詩。
おそらく桑島さんとの聞き比べとなるがはたしてその結果は…。

以上で〆です。

出演者(1-F)

鈴木ほのか
石橋潤一
小田将也
中村真奈美
森谷智沙
原口祐
竹内貴彦
小堀英恵
青木砂与子
熊倉彰俊
小野寺かなみ
篠田佳昴
宇野大地
堀本知志
佐久間淳
仁科志穂
川田大輔
野崎聡史
金澤麻衣
佐藤里穂
杉山豪樹
御手洗翔
片寄恵美
井田絢二朗
船木康平
松尾元輝
関谷敦

以上、詩の朗読順。

舞台監督:横山大河
照明:北園大起、藤原彩香
音響:小原伸也、奥寺真紀

以上、敬称略。

尚、この日、群読の後、最初に詩の朗読をした鈴木さん。
こういうリレーというかメドレー方式の最初の人は、
下手なことをすると後に連動する危険性があるため、
いろんな意味でプレッシャーがあったと思う。
ある意味いちばんのキーだったと思われるだけに、
ほんとうにお疲れ様でした。
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