So-net無料ブログ作成

「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza」をみて。 [劇場公開アニメ]

AA.jpg
http://aokihagane.com/

KZ.jpg

もうその一言。

これほど見事にやってしまったらもういう事はない。

作り手も、
もうほとんどやりたいことはすべてやったというくらい、
これでもかというほどに徹底的にやり尽くし感のある、
とにかくそういう出来だった。

全編の8割りはほとんど戦闘シーンだけど、
もうこれがここまでやるかというくらい壮観で、
映画館でみるためにつくったような作品感満点のものだった。

途中からもう軍艦同士のしばきあいみたいな、
そんなかんじすらするほど手数が質量ともに尋常じゃない。

また見せ方もなかなかのもので、
「艦これ」劇場版の関係者も、
かなり青くなったのではないかというくらい猛烈なものとなっている。


ただ
確かにラストもう数秒数シーンいれてほしかったと思うところや、
ちょっと雰囲気がきもち変化したキャラもいたけど、
それだって正直もうどうでもいいくらいの出来で、
ファンは大満足の内容だろう。

もっとも完全決着とはいっても、
じゃあ続編不可かというとそうでもないような、
ちょっと微妙なものも織り込んでいて、
このあたりは製作者側が少し迷ったのかなあという気もした。

あとじつはけっこう最後感涙もので、
正直自分としては「ここさけ」よりもくるものがあった。

まあベタなものかもしれないけれど、
ここまで正面きってやればどうこういう事はない。

よく流れていた予告編とはぜんぜん違う、
とにかくもっとはるかに本格的な凄い作品となっていた。

100分以上もあっという間で、
見応え満点の快作といっていいだろう。

まだ公開したばかりということでネタバレはさすがにできないけれど、
これはけっこう書くことが多くなりそうです。

各キャラの見せ場も多く、
思わず「真打ち」といいたくなるような登場のしかたのキャラや、
TVでは終盤空気状態だったキャラも今回はしっかり機能していた。

正直最後ちょっと疑問に思うシーンもあったけど、
そこの部分が最後の最後の最後、
ちょっとした「答え」に繋がるようなシーンがあったので、
もし続編ができるとしたらこのあたりも描かれるのかしもれません。


ただ今の時点での終わり方でも
個人個人でいろいろと考えたりして、
そのあたりを適当に各自補完してしまうことも可能なので、
今このまま完結してもそれはそれでいいのかもしれません。


とにかくファンにはかなりガツンと来る作品で,
「痛快娯楽劇場アニメ」
という感じの出来でした。


あとできれば前回の劇場版のオリジナル部分と、
今回のをひとつにしたものを、
いつかまた映画館でみてみたいと
上映時間がかなりのものになるにもかかわらず、
自分などは思ってしまいました。



ネタバレはまた後日ということで今回はこれで〆。

しかし「Cadenza」とはうまいことタイトルつけたなあ…。


(10/12追加)


公開も一週間たったのでいよいよネタバレ込の感想。

前作の引き続きを回想無しでいきなりというかんじで、
これが話のテンポをよくしたのか、
とにかく話が畳み掛けていくようにどんどん進む。

前半は多少メンタルモデルの出番を抑えて、
本編やや影の薄かった二人の女性乗組員、
四月一日 いおり(わたぬき いおり)と、
八月一日 静(ほづみ しずか)の二人に、
けっこういろいろと見せ所をつくっている。

ただこのときあらためて思ったのですが、
アニメでこの401のクルーがどう揃ったのかという、
そのあたりがじつはけっこうザックリと欠落していて、
これがメンタルモデルたちに存在感を奪われた、
ひとつの原因になっているような気がします。

特に八月一日は他のクルーと出発点が違うらしく、
なぜこのあたりがおざなりになっているのかが、
じつはちょっと個人的に謎となっています。

だからこのあたりの原作の進行具合によっては、
ひょっとしたら続編もありかな、
などとじつは考えています。

ただそのとき、
イオナをどうするかという問題はありますが…。


話は群像が401とともに、
霧の艦隊の中枢に向かい話し合いに行くという、
いきなり直球勝負ではじまる。

ただその前に過去のヤマトとムサシの撃ち合い、
ヤマトの沈没とその後の伏線描写などもあり、
ちょっと複雑な状況がそれ以前にあることを、
提示している部分がある。

最初これがちょっと意味不明だったのですが、
これが後々強く生きてくることになります。

その後霧の生徒会との激しい砲撃戦となるのですが、
このとき401の援護にあらわれる、
ハルナやコンゴウの登場の仕方がなかなかで、
特にコンゴウは、
ああこの人「真打なんだ」というくらい扱いがよく、
ヒエイが最後くっついていくのがよくわかる、
という感じのものになっています。

またヒエイがかつてのコンゴウとよく似ていて、
コンゴウもまるでかつての自分を諭しているかのようで、
ほんとうに照れ含みの面倒くささ全開で、
いいところをみんな食ってしまっていました。

できれば最終決戦にもひとつからんでほしかったけど、
これだけ存在感が強いと他のキャラを食ってしまうので、
ガルパンの会長同様、
残念ながら大詰めにはからんではきませんでした。

ただそのひとことが、
自らの出生の秘密を知り、
動揺しているイオナを勇気づけ再起動させたりと、
この人がこれからの霧の艦隊の旗艦になるのかなあと、
ちょっとそのあたりも気になったりしました。

その他アドミラリティ・コードは、
本来はヤマトとムサシの合議制で発動されていたものが、
今はムサシの独断だけで出されていたりとか、
群像の父翔像はすでに戦死していて、
今の翔像はムサシがつくりだしたものであるとか、
イオナはじつはヤマトがムサシに撃沈されるとき、
そばにいたイ401にユニオンコアを預け、
それがイオナという形で再生したものの、
もし絶体絶命の時はヤマトがそこから復活し、
同時にイオナが消滅してしまうという、
なかなかハードな設定や状況が現出していく。

そして最後はヤマトとムサシの和解と消滅、
群像とイオナの別れへと物凄い勢いでつながっていく。

群像とイオナの別れは、
なんか「あの花」と「999」を合わせたような、
じつに切ない幕切れだったけど、
できれば群像が崩壊しかけた艦内から脱出し、
船外へ必死の想いを抱いて出ていくところを、
あと数カット欲しかったところだけど、
それはもう時間が許さなかったのかも。

とはいえじゃあ作りがおざなりかというと、
そんことはなく、
各キャラの見せ場もそこそこあったし、
TV版では401乗船後、
完全に空気になってしまった薪絵も、
いいところでその才を役立てたりと、
このあたりはよく考えられていたと思います。

しかしキリシマはこのまま、
最後の最後までヨタロウのままなのだろうか。
ヒュウガあたりに頼んで、
ヨタロウと元の姿との、
二分割とかできそうな気もするのですが…。

とにかく霧の艦隊と401たちとの闘いは、
最後のアドミラリティ・コードをヤマトが出すなど、
もう再試合の余地が無いくらいの完全決着ぶりで、
こここまでやるかというくらいガッチリ〆てしまった。

…と自分は最初思ってたのですが、
よーく考えれば、
自分の意思をもった霧の艦隊の艦船の中には、
自分たちだけでの艦隊をつくり、
他のものと徹底的に戦いぬこうという、
そんな好戦的なものがでてくるかもしれないし、
中には深く沈んだヤマトやムサシのコアを再生し、
自分たちの手で、
再度アドミラリティ・コードを出すなどという、
とんでもないのもでてくるかもしれないなあなどと、
いろいろとあるかもなあと思ったりしたものでした。

また401のクルーがなぜ集まったのかという、
そういう部分を描く必要性もでてくるかもしれない。


だからといって静がじつは霧の艦隊のヨーロッパ組のメンタルモデルだったというのは無いとは思いますが…。

そしてあの最後の最後に群像から声をかけられたのは?

という具合にいろいろと逃げ道というか、
その後もやろうと思えばできないこともないという、
なんか「コードギアス」を思わせるような幕切れ、
という感じに今は思っています。

もちろんこれはこれでありかなという、
そんなかんじではありますが。

あとこのまま終わるとタカオの独り勝ちかとか、
ヒュウガははたして立ち直れるのかとか、
そういうちとどうでもいい積み残しが出てきて、
なんともスッキリしないものがありますので。

個人的にはもし続編ができた場合、
このラストで声をかけられたキャラを中心に、
今度は新しい航海がはじまるような気がします。

ただそれははたしていつのことか。

あとは原作とはかなり乖離はしたものの、
原作の進み方や展開のしかた次第なのかもしれません。

とにかくなかなか見応えのある作品でした。
スタッフのみなさんほんとお疲れさまでした。


あと最後

ほんとどうでもいいことなのですが、
アシガラとナチが組んだとき、
「けいおんとラブライブかあ」
としょうもないことが頭に浮かんでしまいました。

「けいおん」の声優さんと「ラブライブ」の声優さんって、
あんまりこういうふうにガッチリ組むことがないんですよね。

たださすがに本編みてるときに
律っちゃんと海未ちゃんがコンビ組んで戦ってるなどと、
まちがってもそう思いながらみることはありませんでした。

あたりまえですが…。

というところで再度〆です。
nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 1

コメント 1

阿伊沢萬

最近ほんと劇場用アニメ、しかもTVからのそれが多いです。劇場ではグッズも良く売れてますし、週替わりで入場者に先着順で記念品をプレゼントしたりと、前売り券でも何種類もヴァージョンがありましたが、なんかすごい時代になったなあという気がします。

ハムサブローさま、いつもnice!ありがとうございます。
by 阿伊沢萬 (2015-10-06 01:27) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0