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「劇場版 艦これ」雑感 [劇場公開アニメ]

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TV版が残念な出来になってしまったこともあり、
行くか行かぬか迷ったけど、
映画の日ということもあり観に行った。


結論から行けばTV版よりはるかにまとも。

何処で誰が何をしているかということはもちろん、
世界観や状況説明、
さらには一部登場する艦娘の名前の明記や、
作戦展開等地図をしっかりみせることでわかりやすくするとか、
かなりこのあたりTV版での問題点が修正されていた。


絵の方はTV版でも頑張っていたので、
こちらも出来としてはかなりいいものになっている。


というわけで予想よりはよかったのですが、
この先はネタバレ込みとなるので、
ちょっとシビアなことも書きます。


話としては吹雪の過去と今、
睦月と如月の話の、
この二つが大きな柱となっているが、
そのベースに艦娘が何者なのかというものがあるので、
そのためひじょうに安定感のある、
しっかりとした展開になっている。


ただ本来は吹雪がメインストーリーで、
如月の方はそれより一歩下がったテーマだったのだろうけど、
観ている方は如月の話の方が印象にのこってしまった。


これがもし吹雪が如月と、
睦月を介さず深海棲艦のことを話し合うエピソードがあれば、
この印象の差はかなり変わっていたと思うし、
ここが直接繋がると、
より如月と吹雪の苦悩とこれからというものが、
説得力が増したような気がした。

それが各々が自己解決させてしまったような形になったため、
1+1が3や4にならなかったのはちょっと残念。

また鉄底海峡で吹雪が決着つけたあたりからラストまでが、
妙にすっきりしてしまっていて、
このあたりもう少し丁寧に運んでもよかったような気がした。

ラストの如月もあれだと現実なのか想像なのか、
見方によってはいろいろと別れてしまうため、
吹雪があそこまでハッキリと決着をつけたことを思うと、
如月のそれももっとしっかり描いた方がよかったと思う。

ただそれをやるとさらに吹雪話の印象が薄くなるので、
やはり前述したように、
如月と吹雪の間でひとつラインをつくっておけばと、
そこのところがちと悔やまれた。

そうしたら話にさらに厚みが増し、
より本質的かつ感動的なラストになったような気がしたのですが…。


あとこれは今言ってもしかたないけど「艦これ」のアニメ化のこと。

最初に劇場かテレビのスペシャルで60分ものをつくり、
それからTV版をつくっていれば、
ああいうかんじのものでTV版がつくられたとしても、
TV版があそこまで叩かれることはなかったような気がしたし、
その後で今回の劇場版をつくっていれば、
それとの対照ということも手伝って、
より奥深いものになったような気がした。

このあたり、
けっこう同じことを考えている人がいるのではないだろうか。


とにかくこの劇場版、
いろいろとまだ粗い部分があることはあるけど、
あのTV版からよくここまで立て直したなあと、
そっちの方にとにかく感心。


下手なドラマを極力外して、
動くキャラと話のポイントを絞り込んだ勝利ともいえるし、
ちょっとやり口としては、
「シン・ゴジラ」における慣習の排除に、
どことなく似たような感触も受けたけど、
大人数のキャラを使う場合のそれとしては、
ベターな選択だったという気がする。


なんだやればできるじゃないかという気がした今回の劇場版。

これで二期は多少外しても許されるかも。




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