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なぜ聖地研究から大洗と沼津は外されるのか。+余談 [聖地巡礼(Seichi Junrei)]

これは自分の誤解もあるかもしれないので、
あくまでも自分のイメージということを前提にしておきます。


よく「聖地」がらみのことを研究している本、
または研修会などに行ったり発表会に行くと、
「鷲宮」「飯能」「秩父」という埼玉圏や、
北陸、甲信越をはじめとして、
とにかく全国津々浦々の場所が取り上げられている。

だがそこでは「大洗」や「沼津」という、
ここ数年大きな話題となった二つの聖地があまり絡んでこない。

これは今の若手や中堅音楽評論家にもある傾向だけど、
あまりにもメジャーになったものを今更とりあげるより、
いまひとつマイナーなものを取り上げることで注目され、
自らの存在感を示すという、
それがこれらを研究している人たちの間にも、
同じようにあらわれているのかなと思ったり、
また何か派閥意識みたいなものがあって、
そことは何か疎遠になるようなものがあるのかとも、
とにかくいろいろと勘繰ってしまった。


ただいろいろみていると、
この二つは大きなメーカーが仕掛けた、
いわゆる「狙ってつくられた」聖地であって、
自然な流れで育っていったそれではないという、
そういうものがどうも研究にする方にはあるようで、
成立過程にそこの浅さを感じ、
研究のし甲斐が無いと思われているような感じがした。


もっとも似たような過程を経ていた「安房鴨川」は、
聖地として失敗したという烙印を押されたため、
そういうひとつの稀な例として研究されているようです。


確かに「大洗」も「沼津」も、
「豊郷」や「鷲宮」とはその出発点が違うし、
そもそも「大洗」と「沼津」が、
最初から大きく名前として全面に出ている。

いかにも「聖地」を上から仕掛けたのがみえみえと、
そう感じられてもしかたないだろう。

ただ実際がその通りだったかというとどうだろう。

まず大洗がこの作品が放送される以前、
確かに311で死活問題になりかねない打撃を受けたことで、
藁にも縋るような状況だったとはいえ、
あのキャラとあの設定のアニメを、
よくそれだけで乗る気になったものだと正直今でも驚いている。

しかも本放送はBS以外現地では放送されなかったため、
最終回放送から一か月後に現地に行った時は、
前年の「あんこう祭り」が311以前より、
放送の関係で動員数が多かったにもかかわらず、
何か町全体はどこか冷めたような雰囲気というか、
街に「異物」が入り込んで来たかのような、
どこか作品と街とが乖離しているようなそれが商店街でも感じられた。

だがそれから四年経ち状況は大きく変わった。

特に今年(2018)の海楽では、
地元の子供たちが積極的にガルパンの痛車や戦車に対し、
触れそして愉しんでいる光景を目にした。


沼津も同様に最初はどうしよもなく鈍かったけど、
今は全年齢層にそのキャラがまるで熊本の「くまモン」のように浸透し、
以前からあった他のゆるキャラともじつに自然に融合してしまっている。


ともに決して楽な道のりではなく、
特に沼津など鴨川と同じ道を辿りそうだったことを思うと、
この二つの街がどう「聖地」として現在のそれに至ったかを研究するのも、
自分はかなり有意義だし、
他の聖地にも参考になる事がそこにあるのではないかという気がする。

話が脱線したので元に戻しますが、
「大洗」や「沼津」はたしかに他の聖地とは違うかもしれないが、
だからといって研究対象から外してしまうのは、
現在に至るまでの紆余曲折や,
特に「沼津」のその予想の斜め上を行く展開を思うと
なんとももったいない気がする。


また一部ラブライバーを名乗る卑劣なフーリガンの行為等も、
その行動心理を研究する人たちにはもってこいの素材だろうけど、
それはまた別ジャンルの話。


とにかく何故外されるかは憶測の範囲なので、
これ以上のそれは避けるけどとにかくもったいない話だ。

できればこの二つの街も、
特に若い人たちの視線であらためて精査し研究してほしいものです。


(余談)

多くの方々が「聖地」を熱心に研究するけど、
それを現地に研究者の方々が落とし込みはするが、
それらをさらに横に広くフィードバックするという、
そういうシステムが無いのが本当に歯がゆい気がしてしかたがない。

多くの企業が観光に聖地の研究を利用するが、
聖地になる過程で起きた「成功例」「失敗例」というものを、
他の聖地、もしくは聖地になったばかりのところに、
共通の認識や参考として広めるというシステムがこの国には無い。

そういう機関があり、
そこにそれらの研究の成果が一覧でき、
さらに具体的に個別例の相談を受けられる窓口が開設された、
そういうサイトが無いのが本当にダメだと思う。

これでは無意味に同じようなトラブルが各地でこれからも起きるだろうし、
それがより不幸な結果を地元やビジターに招く可能性もある。

また無意味に遠回りして正解に辿り着くような愚行も避けられる。

ただそれ以上に誰からも気軽に、
これらの研究が読まれ知られる事はさらに重要だと自分は思う。

とにかくそういうシステムが無いのは本当に悲しいし、
観光ばかり美味しいところにばかり先行投資してるようでは、
聖地をただ食い荒らすだけ食い荒らし、
そのうち枯渇し飽きられ朽ち果てていくだろう。

いくら水をやっても土を腐らせては意味が無いのです。

因みに何故こんなことを最後に書いたかというと、
以下の記事を目にしたからです。

最後にそれをあげておきます。


アニメ「ゆるキャン△」、ファンが無断立ち入り写真撮影 「聖地」山梨のキャンプ場管理人が激怒

テレビアニメ「ゆるキャン△」の舞台だとされる山梨市内のキャンプ場の管理人が、「聖地巡礼」に来る一部ファンのマナーの悪さに怒っているとツイッター上で紹介され、様々な意見が出ている。

夜景がきれいと人気のあるパインウッドオートキャンプ場で、管理人は、J-CASTニュースの取材に対し、「常識が分からない人が多すぎる」と不満をぶつけた。

ファンが撮影を断られたとツイッターで報告

「ゆるキャン△」は、キャンプが好きな女子高生たちの日常を描いた漫画が原作で、月刊漫画誌「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)に2015年7月号から連載が続いている。アニメ化されて、TOKYO MXテレビで18年1~3月に毎週放送されるなどした。

パインウッドオートキャンプ場には、ファンが「聖地巡礼」で訪れているが、ファンの1人は2018年6月9日、この日に訪問して管理人に写真撮影の許可を求めたものの、ファンのマナーが悪いとして断られたとツイッター上で報告した。

ファンが無断で敷地に入って撮影していくとして、管理人は、かなり怒っていたという。このファンは、管理棟に出向いてあいさつし、撮影を断られたので、キャンプ場の雰囲気だけ味わい、お礼を言って帰ったとしている。

このツイートは、ネット掲示板上などでも話題になり、無断で敷地内に入るファンらに厳しい声が相次いでいる。

「ひとんち勝手に入って写真撮ったらそりゃ怒るだろ」
「敷地内には普通の客もいるのに写真撮られて良い気分はしない」
「普通にキャンプ料金払ってキャンプすればいい」...

「常識が分からない人が多すぎます」

一方で、「良い宣伝になってシーズンの利用客が増えるのに」とキャンプ場はもっとファンを有効利用すべきだといった声や、「マナーの悪い一部のファンのせいで楽しみが減ってしまうのは残念」との不満も漏れていた。

パインウッドオートキャンプ場の管理人は6月11日、取材に対し、9日の土曜日はキャンプ利用者が定員に達しており、ツイート主には写真撮影を断ったかもしれないと答えた。

そのうえで、聖地巡礼に訪れるファンについては、怒りをぶつけた。

「常識が分からない人が多すぎます。無断で入る人は、土日を中心にこれまで数十件もあり、夜中だって来る人はいます。『こんにちは』などと言ってあいさつに来る人は、10人に1人ぐらいですよ。ペットボトルなどのゴミを捨てていったりして、迷惑しています。物置や自販機の物や、お客さまの所有物がなくなったりしたこともありました」

あいさつに来れば撮影をOKしたいと言うが、ケースバイケースで対応しているそうだ。マナーが悪い人が多いとして、行政が観光マップに載せたいなどと言って来ても、断っているのが現状だという。

https://www.j-cast.com/2018/06/11331077.html?p=all


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