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忘れられた二つの交響曲。 [クラシック百銘盤]

ということで今回は、
かつてはよく知られた曲だったのに、
今はまったくといっていいほど知られなくなった曲のことを。


最初はルイーズ・ファランク(1804-1875)の、
交響曲第3番 ト短調 Op. 36。


フランスの女流作曲家で、
パリ音楽院のピアノ教授となったが冷遇されたものの、
後に自らの力で正規の待遇を勝ち取ったという。

この交響曲第3番は初演後から高く評価され、
彼女の教授の地位も向上させる要因になったという。

だがこのシューマンやメンデルスゾーンを想起させるような、
ロマン派のそれと古典派の良さも兼ね備えた作品も、
彼女の死後急速に忘れられてしまったという。


同じ女流作曲家でもクララ・シューマンや、
ファニー・メンデルスゾーンに比べると、
現在でもその名はほとんど知られていないが、
彼女がもし有名な大作曲家の身内だったら、
おそらく今でもその曲とともに知られていただろう。

https://www.youtube.com/watch?v=4ZeYHeXnNdo&t=1412s

それにしてもとても聴きやすく、
そしてしっかりとした聴き応えもある曲だ。

どうしてこの曲が演奏されなくなったのか、
こちらがその理由を聴きたいくらいだが、
やはり作曲家が忘れられてしまったのが最大の原因だろう。

じつに残念なことだ。



もうひとつはチャールズ・スタンフォード(1852-1924)の、
交響曲第3番ヘ短調 op.28「アイリッシュ」

エルガー以前、
サリバンやパリ―と並んで、
イギリス作曲界に大きな足跡を残した、
ブラームスを深く敬愛した作曲家だが、
この人もやはり生前に比べるとかなり知名度は低い。


この交響曲第3番は1887年に初演されてから好評で、
ビューローによりハンブルグやベルリンで演奏し評価されたり、
マーラーにも取り上げられ指揮されたという。

さらには1888年のコンセルトヘボウ管弦楽団の初コンサートで、
ベートーヴェンの「献堂式」序曲
ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」
ワーグナーの「マイスタージンガー」前奏曲
サン=サーンスの交響詩「フェントン」
以上の四曲と一緒にウィレム・ケスの指揮で演奏されている。

前年作曲されたばかりの曲に、
いきなりこの大役を任したのだから、
いかに当時この曲が高く評価されていたかを知る事ができるだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=sJ71SCI6ua0&t=688s

だがこの曲も演奏される機会が今は激減している。

作曲者がやはり死後忘れられたのが原因だろうが、
最初に書いたファランクの曲ともども、
一度は実演で聴いてみたい曲です。


ただ幸いにして、
今は昔と違い優秀な録音の音盤があるので、
完全に忘れられるということはないだろう。


いつかはこれらの曲を耳にし興味を持った指揮者が、
この曲を日本で指揮してくれることを願いたい。




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沼津とラブライブ!サンシャイン!! 、そして一部の暴走ファンに対しての雑感。 [聖地巡礼(Seichi Junrei)]

三月終りの連休に沼津に行く。

沼津は今回は内浦へは行かず、
蛇松緑道から狩野川へ行く。


沼津港で今回「沼津バーガー」による。

ここで「深海魚バーガー」と「まぐろバーガー」を買う。

これがけっこうおいしかった。

特に深海魚はフィレオフィッシュによく似てはいたけど、
もう少しあっさりさっくりといったかんじだった。


このあと狩野川の堤防上の道へ行く。

じつは最近ここがけっこう気に入っている。


東南海の地震の時、
ここは津波の予想される高さより気持ち高く作られているが、
ここが避難場所となっているわけではない。

ただそれでもこれはかなりの高さだ。

そこから対岸をみると城のようなものがみえる。

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八幡神社というお社らしい。


かなり高い場所にありそうだけど、
これも過去の津波の教訓からだろうか。
いつか行ってみたい。

近くには津島神社もあるらしい。

しばらく歩くと下に降りられる所がある。

どうもここは渡し場らしい。

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これは「我入道の渡し舟」というものの船着き場で、
上流の沼津中央公園の「あゆみ橋」という船着き場から、
ここにくるらしい、

この手前が「沼津港」という船着き場で、
対岸に見えるのが「我入道」という船着き場とのこと。

詳細は以下のサイトへ。
http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/sisetu/ganyudo/

ここをしばらく歩くと、
最近「聖地」になっている「欧蘭陀館」方面に行く。

行くとすでに何人ものファンが写真を撮影していた。

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今回は中には入らなかったが、
じつはこの近くの土手からの眺めがなかなかなのです。

それがこれ。

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右に狩野川を臨み、
中央に富士山。

そしてそこへ向かいながらカープを描く土手のそれが、
とにかくみていて気持ちいい。

おそらくこの感覚は水戸から大洗に向かうとき、
水浜線跡のはまだから六反田に向かう入口のあの直線に、
どことなく似た感覚を覚えるからだろう。

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しかしそれにしても沼津駅から港大橋までの間は、
ほんとうにいろいろと賑やかだ。

沼津バーガーは土曜日とはいえ、
まだ十時前なのにけっこう繁盛していた。

新鮮館やそのまわりもかなりの混み方だし、
本当にここの食はとにかく豊富だ。

これは水戸や大洗も凌駕しているように感じられる。

このためだろうか、
大洗がすべての要素が混然一体としているのに対し、
こちらは、
沼津は「食べる」「遊ぶ」、
内浦は「観て歩く」
という感じに住み分けができているように感じられる。

もちろん内浦も「食べる」や「遊ぶ」もあるけど、
この二点に関してはかなり沼津の規模が大きい。

言い方を変えると
沼津が表玄関、内浦が奥座敷といったところだろうか。

とにかくなかなか聖地として面白い展開になってきています。


またここ沼津でちょっと気になったことに、
けっこう年齢層の低い所で
「ラブライブ!サンシャイン!! 」が広まっていること。

以前ラッピングバスを車の中から親子連れが見ていたことを話したけど。
それ以外にもけっこう小学生以下の層に、
いろいろと反応がでてきているようにみうけられる。

確かにキャラクターをみると、
三年の三人を除くと他の六人は中学生でも通りそうな雰囲気で、
あきらかにμ'sよりも年齢が低く見えるキャラが多い。

またμ'sが完成されたアイドルのようなのに対し、
Aqoursはいろんな意味でかなりとっちらかった個性の集団で、
μ'sのように個人でもユニットでも完成されたという感じがしない。

変な言い方だけどμ'sが「三人よれば文殊の知恵」なのに対し、
Aqoursは「三人よっても烏合の衆」みたいなところがあり、
逆にいえばひとつ先が読めない面白さがある。

どうも上であげたそのあたりが、
ラッピングタクシーやバス、さらには電車や各種告知物とあいまって、
ファミリー層に浸透している気配がある。

自分はこれを当初制作サイドの予想外の展開と思っていたけど、
どうもそうではないような気がしてきた。

というのも最近それを念頭にして再度本編を見直したら、
今までピンと来なかったところが、
かなりの部分でストンと収まったように感じられたからだ。


今年(2017)の10月に二期が始まるようだけど、
このあたりがどうなっていくのかかなり興味深いものがある。

この作品、作り方でかなり化けてしまうかもしれない。


ところで最後に、
どうも一部ファンがおかしな事をしているらしい。

正直言うと、
地元の了解もなくいろいろと勝手に押し付け的にやったり、
街の空気を読まない自分勝手な行動、
郷に入らば郷に従えを軽視もしくは無視する行為が、
ここにきてやや目につき始めているようだ。

これらの話が本当だとしたら、
こういう人たちが一部にいるのは本当に残念だ。


よく「ラブライバー」は常識や礼儀に欠けるという、
そういう話を聞くが、
自分に言わせればその言葉に甘えて増長し、
開き直っている人たちが一部にいるにすぎないという気がする。


だがたとえ一部でもそういうことをすれば、
それがすべてに渡って白い目でみられてしまう、

しかもちょっと考えればわかることだが、
それらの行為は他のファンにも迷惑をかけるだけでなく、
自分達の居場所もけっきょくは潰していることに他ならない。

これはがん細胞が繁殖することで、
宿主だけでなく自分さえ結局は死んでしまう、
いわゆる自殺細胞みたいなことをしているのと、
正直同じではないかとさえ思ってしまう。

酷いいいようだけどそうとしか思えないのだ。


ハッキリいってしまえば、
自由と無秩序の区別がつかないという、
そういうことにつきるのかもしれないけど、
このあたり子供じゃないのだから、
もう少し大人として行動してほしいし、
自分たちが沼津や内浦という場所を借りて、
「遊ばせてもらっている」という、
そういう感謝の気持ちを少しだけでもいいからもってほしい。

食事をするとき

「いただきます」

というそれと同じことだと思います。

決して金を落してやっているなどと、
傲慢な発想や行為などしてはならない。あたりまえだ。


とにかく「聖地」を大事にし、
そして
あまり作品やキャラ、
そして関係者を泣かせてほしくないです。

以上です。


あともちろんこれはこの作品に限ったことではないです。

他の作品の聖地でもたまに同じようなことをみかけるので、
対岸の火事などと決して思ってほしくないです。

こういう行為はそういう人達がバカにし蔑んでいる

一部「異常ラブライバー」と

なんらかわりは無いのですから。


あとこれもまた以前言いましたが、
最近「聖地」を観光としていろいろと立ち上がっているようですが、
こういう部分の注意喚起や、
地元の対応の仕方のマニュアルなどもこういう組織が率先して、
しっかとした対応や相談窓口を開設なりしていかないと、
そのうち「聖地」そのものが朽ち果てていくかもしれません。


目の前の美味しい話ばかりでなく。
こういう部分にもしっかり目を向け対応してほしいものです。

地元にまかせるのもいいですけど、
このままでは何のための「聖地観光」なのか、
ちょっと情けないです。



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311大洗に行く [大洗とその周辺 (oarai)]

海楽を一週間後にひかえた大洗に行く。

まず偕楽園による。

選集よりさらに梅は満開で園内も混雑していましたが、
梅の匂いが心地よかったです。
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このあと水戸へ行き東照宮による。

駅から近いけどちょっと死角になっているようで、
駅からまるで見えない場所にある。
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そこには面白いものが展示してあった。
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このあと大洗へ行く。

今回は臨海線で行くが、
乗っているとけっこうやはり距離走ってるという実感を受ける。

大洗に着き、そのままアウトレットにいく。

ガルパンキャラリーは盛況だったけど、
311のこの日、
同じアウトレット内にある復興記念ギャラリーは閑散としていた。

ただそれ以上に悲しかったのは、
そこでの痛んでいた部分に手が入れられていないという状況。

これも今の大洗の姿なのか。

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中にあった展示物。
写真撮影については何も決まりがないので撮影しました。

こういうものはもっとしっかりとした状態で展示してほしい。

またこういう日は誰かこのスペースに係りの人がいてもいいのでは?
という気が強くした。

港をみていたら「さんふらわあふらの」が入港してきた。

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時間は午後二時より前。

六年前の今日も「さんふらわあふらの」が、
だいたい同じ時刻に入港している。

その後のことは以下のサイトに詳細が書かれています。
http://jafmate.jp/jmp/311/ibaraki/001.html

少し重い気持ちで磯前神社に向かう。


町はこの日午前中に避難訓練があったが、
この時間は不思議なくらい静かだった。

土曜日の昼下がりの、
観光にも力を入れている街にしては、
ガルパンファンを除くとかなり閑散とした印象を受ける。

311以降、
それ以前に比べるとビジターはかなり減り、
ガルパン特需で盛り返しはしたが、
一年を通すとまだ311以前のレベルには戻っていない。

常磐線が仙台方面まで全面開通しても、
はたしてどれだけさらに増えるのだろうか。

神社に行く途中には、
店を閉じたような旅館をいくつもみかけた。

海楽やあんこう祭での宿不足でのベースキャンプ開設の理由に、
こういうものも少しは影響しているのかもしれない。

磯前神社につく。

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今回は少し奥にある末社も訪ね、
ひとつひとつお参りをする。

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こうしてひととおりお参りをすると時間が2時45分になっていた。

すると遠くから放送の音声が聞こえてきた。
役場からだろうか。

内容は風が強くてハッキリとは聞き取れなかったが、

「2時46分になったら黙祷をお願いします。」

という内容だけは聞き取れた。


海が見える階段の近くまで行く。

そこからあらためて見た海はとても深い色にみえた。

A10.jpg

そして「黙祷」の声が聞こえた。

別にサイレンの音が鳴るわけでもなかった。

そのせいかまわりはとても静かで、
強かった風もこのときだけ穏やかに感じた。

自分はいつもは311のこの時間、
鎌倉の長谷寺で海に向かい黙祷をしているが、
鎌倉では時間と同時に各寺院から鐘をつく音が聞こえる。

それに比べると、
ほんとうに静かな311となった。

このときなんとなくだが、
鎌倉と大洗の311に対する感覚の違い、
そして津波に襲われた被災地のその感覚が、
ほんの少しだけわかるような気がした。


いつもは大洗に来るといろいろと愉しい気持ちになるが、
この日だけはひじょうに厳粛な気持にさせられたし、
311はまだ現在進行形だということを実感させられた。

大洗でこれなのだから、
より北の被害の大きなところではさらに厳しいことだろう。


自分は2011年の8月に花巻に行ったことがあるが、
東北の海沿いには行ったことがない。

いや、未だ行けないといった方がいいのもしれない。

この目で今の被災地をみたいという気はあるが、
そこには被災地はみせものではないという気持ちも働き、
どうしても踏ん切りがつかないものがある。

むずかしい。


途中「なめ屋旅館」さんの前を通る。


一度泊まりたかったけど、
自分は手のかかる宿泊人なので、
ちょっと躊躇しているうちに、
ここの女将さんがお亡くなりになられた。

いつもは開いていた窓や玄関も、
この日はすべて閉じられていた。

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一礼した後、大洗の駅に向かう。


いつも以上に大洗の街が静かに感じられた一日でした。
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グーグルの3Dマップで過去の道のりを上からみた。 [小さな旅(Japan small travel)]

ほんとに便利になったもので、
最近グーグルは3Dマップもあるのだという。

そこで自分は過去歩いたいくつかのそれを、
道のりも入れて3Dでみてみた。

よく歩く北鎌倉駅から江の島。
今回のそれは稲村ケ崎経由のそれ。
鎌倉江の島.jpg

10.5キロで2時間10分コース。
山から海へおりてきてそのまま海岸線というもの。

天気のいいときは気持いい。特に夏の早朝は最高です。

続いて新宿から浅草。
新宿浅草地図1.jpg

これはさっきより1キロ程長い。

新宿から靖国神社、秋葉原、上野公園、浅草寺と、
東京の過去と今が次々とみれるコース。秋の紅葉時がよかった。


そして水戸から大洗
大洗地図2.jpg

水浜線跡に沿って歩くコースで、
12キロあるがまったくの平坦地なのでそれほどきつくはない。
ただ景色は変化がそれほどない、
かつてある書物でその景色が「平々凡々」みたいに言われていたけど、
確かに間違ってはいない。

ただ次第に海風が感じられるのがここちいい。
花粉さえなければ今がいちばんいい季節かも。


そして最長コースのひとつ沼津~三の浦。
沼津三津1.jpg

江浦湾の回り込みに時間をかなりとられるのでこの時間。

ただこれは蛇松緑道を経由しているので、
ストレートに414号に早々と出るコースをとれば、
30分ほど短縮できます。

季節的には桜の季節あたりがいいような気がします。


最後に距離は短いですが新橋駅からお台場のビッグサイト。
新橋台場.jpg

ここは晴海大橋の横風が凄い。

夏なんかは涼しくていいけど、
冬は寒くて耐えられないくらい強烈。

また遠くに見えるビッグサイトが、
歩いても歩いても近づかない感じがして
精神的にちと滅入るものがあります。

築地と豊洲という今話題のそれがともにみれますが、
それ以上に来るたびにどんどん街が変わり、
オリンピックか近づいているという感じがします。


こんな感じです。

しかし世の中ほんと便利になりました。
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ワルターのブルックナーの9番 (書き足し) [クラシック百銘盤]

b9.png

今から10年前、
ブルーノ・ワルターが1959年の11月に録音した、
コロンビア交響楽団とのブルックナーの9番について、
いろいろと思うところを書きなぐったことがある。
http://orch.blog.so-net.ne.jp/2007-06-23-1

今それを読みながら、
同じ年の2月にコロンビア交響楽団を指揮した、
ブラームスの4番とシューベルトのグレートを聴き比べしながら、
この演奏を聴いた。


はっきりいって別団体といっていいほどオケの力が違う。

オケの基本的な厚さと音の密度、
そしてその落ち着いた響き、
ときおりいつものコロンビア響が聴かせる、
弦や金管の高音域の安っぽい音もここでは聴かれない。


同じホールで同じジョン・マックルーアの制作だから、
条件もほぼ同じでこれというのはやはり違いすぎる。

しかも以前に書いたとおり、
練習日程もこちらの方がかなり短い。


やはりこれはロサンゼルス・フィルハーモニーの演奏だろう。


この時期の同オケはちょうど音楽監督が不在だつた。

それは同年四月に当時の音楽監督ベイヌムが急逝してしまったためだ。

もっともベイヌムはこの年の6月には退任する予定だったようで、
いずれにせよこの時期は監督不在ではあったらしい。

ただこの当時のロサンゼルスフィルはたいへん状態がよく、
のちにメータが着任し一世を風靡した時期でさえ、
ベイヌム時代を高く評価する声が聴かれたというのだから、
それはかなりのものだったのだろう。

またこの当時は名コンマス、
デヴィッド・ フリシナも活躍していたのだから猶更だ。


確かにときおりアンサンブルが綻びる瞬間もあるが、
これがいつものコロンビア響なら一気にバラけて録り直しになるところだけど、
ここでは音の中核ががっしり座っているため、
そういうこともなく気迫でのりきっている。


また弦の響きも後のメータ時代のロスフィルのような音質感があり、
これもいつものコロンビア響と違う雰囲気となっている。


それ以上にいつものコロンヒア響よりも音がくすんでいるのも、
この演奏に聴かれる特長で、
このあたりちょっとベイヌムが指揮したロンドンフィルのそれを、
なんとなくだけど思わせるものがある。


そんなオケを指揮してのワルターだから、
当然悪かろうはずがない。


しかも数日前にはコンサートにかけて一度は仕上げているのだから、
いつものように一からつくる必要もない。

後にワルターはこの録音をひじょうに気に入っていたらしく、
自らのベスト録音のひとつにあげていたとのこと。

当然だろうという気がした。


この緊張感、音の張り、密度と充実感、
これほどのステレオ録音のワルターはそうそう聴けるものではない。

尚、Bruno Walter Home Page、によると、
この録音の三日前と四日前にロサンゼルスフィルは、
ブルックナーの9番を演奏しているが、
前半にはブラームスの悲劇的序曲とモーツァルトの38番も演奏している。

そしてこの二曲もブルックナーの翌月に38番、
そしてその翌月に悲劇的序曲がコロンビア響とともに録音されている。


これらもかなり見事な演奏だけど、
ただこちらはもういつものコロンビアという感じが強い。

もう70年近く前の録音だが、
そのわりには今聴いても音質はそこそこ良好。

因みにこの演奏はYouTubeにもupされています。
https://www.youtube.com/watch?v=LX3Ug5C4I9Y

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「茨城交通水浜線歴史探訪スタンプラリー」をする。 [水浜線跡廃線の旅]

「茨城交通で運行していた水戸と大洗を結ぶ路面電車「水浜線」の廃線より50周年という節目を迎えました。
そこで弊社では、大洗町を舞台にしたアニメ「ガールズ&パンツァー」とコラボした「廃線跡を巡るスタンプラリー付きの1日フリーきっぷ」を平成29年3月1日より発売いたします。」
http://www.ibako.co.jp/contents/newsrelease/2017/02/13908.html
というものがあったので出かけた。

ただついでということで偕楽園にも行く。

臨時の「偕楽園」駅も開業。
梅もかなりの見ごろでした。
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このあと水戸に向かう。

水戸駅北口の「茨城交通」の窓口へ行く。

宝くじ売り場のような感じの、
ちょっとローカルな雰囲気の場所で
スタンプラリーの台紙をもらう。

因みにこれは1日フリーきっぷも兼ねているので、
ひとつ1200円となる。

この金額は水戸駅から大洗海岸までのバスの運賃が、
片道610円というところからきているのだろう。

またこのとき水浜線の小冊子ももらう。
なかなかその歴史がコンパクトにまとめられている。
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全八ページ。


台紙をもらった後ふつうはすぐにラリーにうつるのですが、
この日は弘道館正門が開門している日なので、
少し寄り道をしてまずそっちへ向かう。
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このあと水郡線と51号が重なるあたりへ向かい、
そこからいつものルートを、
指定された七か所を巡りながら大洗シーサイドホテルへ向かう。

もちろん歩き。

場所によってそのスタンプ置き場はいろいろとありますが、
いくつかは日曜ということもあり無人の場所もありました。

ただ天気がよかったので本町二ではこんなかんじでおかれていました。
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こちらは栗崎の飛田自動車。
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今回のコースは水浜線の跡地をまわれるように、
できるだけ配慮したコースどりをしていたようですが、
ただ一か所、
茨城交通の浜田営業所だけはこのコースから離れていて、
ちょっとここをまわるのが一苦労でした。
a-06.jpg

またこのあたり一時的にかなり暑くなり、
コンビニでアイスを買ったりしたため、
時間的にいろいろとロスしてしまいました。


あとはいろいろと跡地を歩きながら、
あちこちでスタンプとのんびりやっていきました。

随所にある大洗へ向かって伸びる直線跡地がなかなかです。
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最終的に自分がどういうふうに回ったかは今回明記しませんが、
水戸を出てからいろいろと寄り道をした分もあわせて、
大洗シーサイドホテルのフロントで最後のスタンプを押すまで、
ざっと四時間十五分。

三時間半くらいで行けるかと思っていたので、
このあたりちょっと誤算でした。

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最後はスタンプを押し切ったこれをもって、
水戸駅北口の茨城交通窓口に行けば記念品がもらえるということで、
もう少し町をみてから水戸に向かおうかと思っていたら、
「大洗派出所入口」バス停の所でちょうど水戸行のバスと遭遇。

少し疲れがではじめていたので
ここでフリーきっぷを使って、
急遽予定変更水戸へ戻ることにする。

ようやく使えたという感じでバスで一路水戸駅へ。

何時間もかけて歩いた道を三十分ほどで戻っていく。

それにしても大洗に来て、
一度も臨海鉄道を使わなかったのかは今回が初めて。

これもまた新鮮だった。

水戸駅北口に就きそのまま茨城交通窓口へ。

そこでこれをもらいました。
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とにかくなかなかタフですが面白い企画でした。


ただ気になったのは。
このスタンプラリー用紙を持っている人を、
朝、何人も水戸駅付近でみかけだけど、
途中スタンプの設置場所では何人かみかけたものの、
自分のように歩いている人にはついぞ出会えなかった。

バス、自家用車、さらにはレンタサイクルといった、
そのあたりで移動されているのかも。

ちょっとそのあたりが個人的には寂しかった。


次回は好天なら3/11もしくは3/19に歩く予定です。

海楽は今回もかなりの混雑が予想されるので、
できれば晴れてほしいところです。





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『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』を観て。 [劇場公開アニメ]

SOA.jpg
http://sao-movie.net/

映画の日ということもあり、
公開からだいぶたって観に行った。

TV放送時けっこう楽しくみていた作品だけど、
今回劇場版を観に行くのが遅くなったのは、
自分の中にちょっとためらいがあったからだ。


正直もう休ませてやれよという感じで、
生死を賭けた闘いと、
自分の大切なものを守るための戦いを、
あれだけ繰り広げたのだから、
もう主役二人はもちろんだけど、
その他の面々も解放してやったら?
という気持ちがあったからだ。


だけどやはり好きな作品の続編ということで、
いそいそといつもの横浜の映画館へ。


以下ネタバレ込。


冒頭けっこうゆっくりとした展開で話が進む。
途中時計をみたらまだ15分しか経っておらず、
ちょっとこの緩い展開だと辛いなあと正直思った。


そして戦闘もこれまた鈍い運び方で、
なんともみててもどかしい。

ただこのやや鈍い展開の理由が途中で分かってきた。

ようするにVRとARの体感の差異を、
観る側に伝えるための鈍さと重さなのかなと、
そんなかんじに思えてきた。


これがだいたい75分過ぎくらいまで続いていたと思う。

途中かなり緊迫したシーンなどもあったけど、
それもかなり音は大きいけど抑制されたものだった。


ただその抑制によりためにためたエネルギーが、
最後の最後で突如大爆発した。


最上層アインクラッドでの戦い。


もう唖然としてしまった。

オールスター全員集合状態のこのシーン、
もうとんでもないくらいのスピード感と迫力とキレ。

ほとんど

「トルネードアニメ」

といっていいくらいのF5スケールの凄まじさだ。


とにかく今まで思いっきりためにためこんだそれを、
短時間でしかも倍返しでフルスイングしたのだからたまらない。

ヤンキースタジアムでバックスクリーン越えの場外ホームランを、
何人もの打者が連続して初球から打ったかのような、
そんな唖然とするとにかく戦闘シーンだった。

もうこのシーンだけで全体の9割を注ぎ込んだかのような、
とにかくほんとに総力戦という言葉がふさわしい、
瞬間最大風速がマックス越えにまで達した凄まじいシーンだった。


正直このシーンの後は、
もう流れでごく自然に粛々と話が進んでいったかのようで、
なんかこっちが虚脱状態になってしまったようでした。


最後はちょっと哀しい話も織り込まれているけど、
明るくくったくのない爽やかな終わり方で、

「ああこれでみんな解放される…いい作品でした。」

と終了宣言を勝手に出してそのままみていたが、
なんと最後の最後で次の伏線が…。


「もう、みんな休ませてあげてよ…!」


と、まるで「シン・ゴジラ」のラストシーンみたいで、
さすがになんかもう可哀そうになってしまいました。


とはいえこれだけのもの見せられたら、
やっぱり見ちゃうんだろうなあという自分もまた悲しい…

…そんな感じでした。

ただこれだとリピーターが多いだろうなあという感じで、
まもなく興行収入が20億越えといのもうなずけました。

ちょっとクセになりそうな作品です。


以上です。




(苦言)


パンフレットで声優さんの名前を省略していたのはいただけない。
こういのうのは関係者の作品へのそれを疑ってしまう。

もうこれだけはとにかくやめてほしい。礼儀として最低です。


あと鹿賀丈史さん。

なんか珍しくとまどっていたというか、
キャラのそれをつかめぬまま演じていたというか。

もう少し本領を発揮してほしかったです。

ちょっと残念。

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