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オーレックス・ジャズ・フェスティバル [JAZZ]

名プロデューサー、ジョージ・ウエインの協力を得て
東芝が主催し1980-1983まで開催されたジャズフェスティバルがこれ。
この模様はNHKが放送
さらにはそのときのライブ盤も発売されるという大々的なもので
当時の各大手新聞にもそのCMが掲載されていたほどだった。

来日メンバーは毎年海外から4グループ。(それに日本のグループも参加)
毎年ほぼ9月上旬に各都市で行われ
最初こそ東京、大阪、横浜だったのですが
1982年には地方都市でも開催されるようになりました。
因みに東京公演は武道館で二グループずつ二日間でNHKが収録。
(また来日メンバーの一部がテレビ東京の特別番組に出演して演奏するといった企画もあり
シェリー・マンとブレイキーのドラムバトルもこのときありました。)
そして最終日は横浜スタジアムで全グループが登場するというものでしたが
グループごとにしっかり枠があり
それぞれのグループがジャムったりするという場が無かったのが不満!
という声もありましたが自分のような当時ジャズ初心者には
こういうわかりやすく聴きやすく、しかもいろいろなタイプのものが聴けるというのは
TVで観るそれとあわせてほんとうにありがたいことでした。

来日メンバーは以下のとおりです。

(1980)

◎キング・オブ・スイング
ベニー・グッドマン・バンド、テディ・ウィルソン、レア・シルク
  Tony Terran (trumpet)
Dick Nash (trombone)
Eddie Duran (guitar)
Al Obidinski (bass)
John Markham (drums)
※Rare Silk
Gayle Gillaspie, Mary Lynn Gillaspie, Marguerite Juenemann (chorus)

◎ジェントルメン・オブ・スイング
ベニー・カーター 、ハリー・エディソン、テディ・ウィルソン、ミルト・ヒントン、シェリー・マン
ヘレン・ヒュームズ
※ジョージ・ベンソン・グループが来日中止で急遽代替来日。

◎バトル・オブ・ザ・ホーンズ
ディジー・ガレスピー、ハロルド・ランド、イリノイ・ジャケー、エディ・デービス
カル・ジェイダー、シダ・ウォルトン、エディ・ゴメス、シェリー・マン

◎ジャズ・オブ・ザ・80's
フレディ・ハバート、ブレッカー・ブラザース、ジョー・ヘンダーソン、ジョー・ファレル、ロベン・フォード、ジョージ・デューク、アルフォンソ・ジョンソン、ピーター・アースキン

(1981)

◎ライオネル・ハンプトン・オールスター・ビッグ・バンドWITH ウディ・-ハーマン
※Lionel Hampton Allstar Big Band
Billy Brooks, Pete Candoli, Wallace Davenport, Johnny Walker (trumpet)
Garnett Brown, Buster Cooper, Ed Neumeister (trombone)
Jack Kelso (alto saxophone)
Yoshi Malta (alto,soprano saxophone)
Ricky Ford (tenor saxophone)
Tom Chapin (tenor saxophone, flute)
Kenny Rogers (baritone saxophone)
Zeke Mullins (piano) Chubby Jackson (bass)
Frankie Dunlop (drums)

◎オールスター・ジャム・セッション
フレディ・ハバート、ボブ・ブルックマイアー、スタン・ゲッツ、ジェリー・マリガン
ロランド・ハナ、ミルト・ジャクソン、レイ・ブラウン、アート・ブレイキー

◎ザ・グレート・ジャズ・トリオ&フレンズ WITH ナンシー・ウィルソン
ハンク・ジョーンズ、エディ・ゴメス、バディ・ウィリアムス
アート・ファーマー、ベニー・ゴルソン、ナンシー・ウィルソン 

◎フュージョン・スーパー・ジャム
ヒューバート・ロウズ、デイブ・リーブマン、リチャード・ティー、エリッック・ゲイル、ラリー・コリエル、トニー・デュマス、ンドゥグ・チャンクラー、エロイーズ・ロウズ
※トム・スコット来日中止でデイブ・リーブマンが参加。

(1982)

◎ウディ・ハーマン・ビッグ・バンド
ウディ・ハーマン、アル・コーン、フリップ・フィリップス、メド・フローリー、サル・ネスティコ
※The Woody Herman Big Band
Bill Byrne, Mark Lewis, Brian O'Flaherty, George Rabbai, Scott Wagstaff (trumpet)
John Fedchock, Randy Hawes, Gene Smith (trombone)
Jim Carroll, Paul McGinley, Frank Tiberi (tenor saxophone)
Mike Brignola (baritone saxophone)
John Oddo (piano)
Dave Shapiro (bass)
Dave Ratajczak (drums)
※ビル・パーキンス来日中止で、メド・フローリー来日。

◎AJF'82 オールスター・ジャム
クラーク・テリー、JJ・ジョンソン、カイ・ウィンディング、デクスター・ゴードン
トミー・フラナガン、ケニー・バレル、リチャード・デービス、ロイ・ヘインズ

◎ジャコ・パストリアス・ビッグ・バンド
ジャコ・パストリアス、ランディ・ブレッカー、ボブ・ミンツァー、オセロ・モリノウ、ドン・アライアス、
ピーター・アースキン、トゥーツ・シールマンス
※Jaco Pastorius Big Band
Elmer Brown, Forrest Buchtel, Ron Tooley, Jon Faddis (trumpet)
Bill Reichenbach, Peter Graves, Wayne Andre (trombone)
David Bargeron (trombone,tuba)
Brad Warnaar, Peter Gordon (French Horn)
Alex Foster (Tenor Saxophone, Alto Saxophone, Soprano Saxophone, Clarinet, Piccolo Flute)
Paul McCandliss (Tenor Saxophone, Oboe, French Horn)
Mario Cruz (Tenor Saxophone, Soprano Saxophone, Clarinet)
Randy Emerick (Baritone Saxophone, Clarinet, Flute [Alto])

◎デイヴ・ブルーベック・カルテット
デイブ・ブルーベック、マイケル・ペディソン、クリス・ブルーベック、ランディ・ジョーンズ

(1983)

◎レス・ブラウン&ヒズ・バンド・オブ・レナウン
レス・ブラウン、ローズマリー・クルーニー、ジョージ・オールド、バディ・デフランコ 
※Les Brown And His Band Of Renown
Fred Koyen, Donald Smith (trumpet)
Daryl Campbell, William Mattison (trumpet, flugelhorn)
Jack Redmond, William Yeager (trombone)
Clyde "Stumpy" Brown (trombone, vocals)
Howard Fallman, David Higgins (alto saxophone, clarinet, flute)
Mattew Utal (tenor saxophone)
Louis Ciotti (tenor saxophone, bass clarinet)
Hanry "Butch" Stone (baritone saxophone, vocals)
John Raczka (piano)
Roger Spencer (electric bass)
Jack Sperling (drums)
Jo Ann Greer (vocals)
※ハリー・ジェームスが来日前急逝したため、レス・ブラウン&ヒズ・バンド・オブ・レナウンが来日。

◎ショーティ・ロジャース&ザ・ウエスト・コースト・ジャイアンツ
ショーティ・ロジャース、バド・シャンク、ボブ・クーパー、ジミー・ジュフリー
ビル・パーキンス、ピート・ジョリー、モンティ・バドウィック、シェリー・マン
 
◎アート・ブレイキー&オールスター・ジャズ・メッセンジャーズ
アート・ブレイキー、ウイントン・マルサリス、カーティス・フラー、ベニー・ゴルソン
ジョン・オニール、ロニー・ブラキシコ、テレンス・プランチャード
※ウディ・ショー急病のため来日中止でテレンス・プランチャードが急遽参加。

◎グローヴァ・ワシントンJr&ピーセス・オブ・ドリームス
グローヴァ・ワシントンJr、ピーセス・オブ・ドリームス、グラディ・テイト
※Pieces Of A Dream
James K. Lloyd (keyboards),Cedric Napoleon (bass) Curtis Harmon (drums)

というものでした。
今見ると凄いものがありますがこのメンバーの豪華さが
フェスティバルが短命に終わった要因という気がしますし
ジョージ・ウエインが1982年から長野県の斑尾ではじめた
「ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾」に主力を注ぎ取り組み始めたのも
原因としてあったのかもしれません。

ですがこのフェスティバルのインパクトは大でした。
第一回のベニー・グッドマンはたいへんな話題とTV視聴率でしたし
第二回ライオネル・ハンプトンのインパクトはとんでもないくらい凄まじいものがありました。
※横浜スタジアム練り歩き事件(笑)等々。
第三回は当時の批評は否定的なものが多かったもののやはりジャコパスバンドは圧倒的で
第四回はロージーの歌とブレイキーのオールスターグループが話題を呼びました。

現在(2006年2月現在)これらのCDはなかなか入手が困難となっていますが
今聴くとその会場の熱気はかなりのものがあります。
たしかにこんなのジャズとしては駄目という声もあるようですが
自分にとってはジャズが好きになるきっかけと軌道を敷いてくれたということで
今でも恩のあるフェスティバルとなっています。

CDでは特に第一回の四点のライブを今でもよく聴いていますが
このときCD化されなかったものもありますので
一度コンプリートものを発売してほしいところではあります。
…とはいえ買うのは自分くらいなものでしょうか?


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阿伊沢萬

・・・瞬間を探すブログ様

あまり細かい資料でないのが申し訳ないのですが
この音楽祭の第三回までの写真集がみつかりましたら
(現在自宅内を断続的に捜索中)
いずれまた追加して書き込むことにいたします。
トラックバックありがとうございました。


by 阿伊沢萬 (2008-10-20 00:00) 

andy-F

どういたしまして。

たくさん記事を書かれていらっしゃるので全部を読ませていただくのも
なかなか大変ですが、いくつかの文脈から同年代のお人ではないかと
推察しております。 ご捜索の写真集も見つかりましたら
興味深く拝見することになるでしょう。

では失礼します、よろしくどうぞ。

by andy-F (2008-10-25 01:06) 

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